Zepp Healthは10月10日、スマートリング「Amazfit Helio Ring」の国内販売を開始しました。価格は4万9900円。サイズはUS8/10/12号の3サイズで、カラーはチタンの1色のみです。
レビューに関してはITmediaのほうで書いたので、ここではOura Ring(Gen 3)との違いについて、主にアプリの面からもう少し詳しく紹介したいと思います。
Zeppアプリは詳細まで表示、Ouraアプリはざっくりと俯瞰するイメージ
Helio Ringは、Amazfitのスマートウォッチと同じ、Zeppアプリを利用します。このため、Amazfit製品を利用しているなら、画面は見慣れたものとなっています。一方、Oura Ringは当然ながら専用のOuraアプリです。最近アップデートがあり、若干表示が見にくくなった気がします(慣れていないだけかも)。
Helio Ringが計測できるデータとしては、24時間の心拍数やストレスモニタリング、血中酸素モニタリング、呼吸の質や体表温など。
Oura Ringと比べてどちらが正確だといった話をするつもりはありませんが、大まかなデータの一覧性はOura Ringのほうが優れており、詳細データを含めた見やすさに関してはHelio Ring(Zeppアプリ)のほうが勝っているという印象です。
ただ1点、ちょっと意外だったのですが、Helio Ringは運動の記録ができません。もちろん歩数は記録できますし、どの時間にどれだけ歩いたのかも記録はできます。ただし、アクティビティとしてのランニングやウォーキングなどの記録が行えません。
記録できなくても困ることはないのですが、あとでどれくらい運動をしていたのだろうと見返すときに不便と言えば不便です。
Amazfit製品でデータの一元管理が可能
なお、AmazfitのスマートウォッチとHelio Ringは同じアプリを使うため、両者のデータを1つのアプリで一元管理できます。両方のデータを利用することで、より正確な解析結果を得られるとのことです。
マージすることでどれくらい正確になるのかはわかりませんが、それよりもHelio Ringは基本着けっぱなしにして、日中はスマートウォッチも併用。寝るときはスマートウォッチを外すという運用をしても、一日中データが途切れることがなくなります。
他のスマートリングでも同じようにはできますが、睡眠データはこっちのアプリ、日中の心拍数やストレスはこっちのアプリと使い分ける必要が出てくるので面倒です。
サイズを確認してから購入を
Helio RingかOura Ringか、どちらを選ぶかは好みの問題ではありますが、Amazfitのスマートウォッチを使っているなら、断然Helio Ringがおすすめです。
他のスマートウォッチを使っているなら、好きな方で構わないと思います。ただ、Helio Ringは3サイズしかないのがネックです。自分にピッタリのサイズがあればいいですが、サイジングキットもないので購入前にサイズが合うかはなかなか判断が難しいところです。
ちなみに、私はOura RingのUS10号を使用しており、Helio Ringも10号がぴったりでした。他のサイズもOura RingとHelio Ringが同じかはわかりませんが、3DプリンタがあるならOura Ring(Gen 3)のサイジングキットが印刷可能です。
ともあれ、Helio Ringは一部家電量販店でも取り扱われるとのことなので、可能であればサイズを確認してから購入することをお勧めします。
機材提供:Zepp Health