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NTTソノリティが、nwmブランドで発売した耳を塞がないオープンイヤー型イヤホン「nwm DOTS」を購入してみました。発売日の11月20日に購入し、1週間ほど利用してみたので、簡単にレビューしてみます。
デザインが刷新されたオープンイヤーイヤホン
nwm DOTSは、2023年に発売された完全ワイヤレスイヤホン「nwm MBE001」の後継モデル。といってもスタイルは大きく変わっています。
nwm MBE001は、耳の裏にくる部分が大きく、長時間着けていると耳が痛くなり、個人的には装着感がいまひとつでした。
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これに対して、nmw DOTSはは、耳に引っ掛ける部分は非常にシンプル。単純に引っ掛けるだけになっています。
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代わりに、イヤホンとしての機能自体は2つの円盤を重ねたような前方に集約されています。
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耳に引っ掛ける部分には、テールチップというイヤピースのようなものが付いていますが、これは耳にフィットさせるためのもの。位置をずらせるほか、サイズもS・M・Lが用意されており、自分にフィットするものを選べます。
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重さも前モデルから12%軽量化され、片耳約8gになったこともあり、装着感は良好です。「着けているのを忘れてしまうほど」とは言いませんが、1日中装着していても不快に感じることはありません。
ただ、装着方法としては耳に引っ掛けるだけなので、激しい運動をすると外れてしまう可能性はあります。今のところ、ウォーキングや筋トレ程度では問題ありません。
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低音も力強く、音質も向上
音質は、オープンイヤー系では物足りなさを感じることの多い低音がかなりしっかりとしています。高音も非常に伸びやかです。イヤホンで聴く閉塞感もなくスピーカーで聴いている感覚に近いかもしれません。
専用アプリからイコライザのカスタマイズも可能です。5つのプリセットのほか、ユーザー自身の設定を5つまで保存できます。
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なお、対応コーデックは、SBC/AAC/LC3/CVSD/mSBCです。
機能面でもアップデートされており、音漏れ防止のPSZ技術のほか、マイクのノイズを除去する特許技術「Magic Focus Voice」も搭載。
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この音漏れ防止がなかなかすごく、常識的な音量で聴いている範囲では、肩が触れ合う距離でも音漏れしません。また、オープンイヤーに限らず、イヤホンを装着した状態で手をあてるなどして耳をふさぐと音が増幅されると思うのですが、nwm DOTSではそれがほぼありません。それだけ、音漏れしていないということなのでしょう。
イヤホン表面、2つの円盤のうち外側の色がついている方はタッチセンサーを搭載しており、各種ジェスチャー操作が可能です。ただ残念ながらカスタマイズはほぼできません。
ダブルタップホールド、ホールドの動作のみ若干の変更はできますが、好きな機能を割り当てられるわけではありません。シングルタップはちょっと触れただけで反応してしまうので、割り当てなしにしたいところなのですが、これもできず。この部分は今後のアップデートに期待したいところです。
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このほかの機能として、マルチポイント、マルチペアリング、Auracastにも対応しています。イヤホンはIP54の防汗設計です。
完成度の高いオープンイヤー
最近はイヤーカフ型のオープンイヤーが増えていますが、評価の高いHUAWEI FreeClipも耳が痛くなってしまい個人的にはダメでした。
これに対してnwm DOTSは、まったく不満がないわけではありませんが、いまのところは非常に気に入っており、ここ数日は2年ほど愛用しているHUAWEIのEyewearに代わり常用しています。
形状的にも「耳に合わない」という人は少ないのではないかと思います。これまでオープンイヤーを色々試したけれど、どれもダメだったという人には、一度試してほしいと思います。
なお、今回購入したのはストーンホワイト。11月時点ではほかにチャコールブラックが販売中です。12月には、マスタードイエロー、バーガンディレッド、モスグリーンも発売されます。
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せっかくなので、シールやシリコンカバーなどで着せ替え出来るようになると楽しそうですが、サードパーティからでもでないでしょうかね。
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