先日、新しいオープンイヤーイヤホン「nwm DOTS」をレビューしましたが、nwmの発表会で有線タイプの「nwm WIRED」を頂いたので、こちらもレビューしておきます。
有線タイプのオープンイヤーイヤホン
nwm WIREDは、有線タイプのオープンイヤーイヤホン。「オープンイヤーが気になる」という人に向けたエントリーモデルで、価格も4950円とリーズナブルです。
カラーはダークブラウン、ホワイトベージュ、ネイビーブルー、ミントグリーン、コーラルピンクの5色。今回レビューしているのはダークブラウンになります。
イヤホン部分はシンプルなデザイン。前モデルのnwm MWE001やネックバンド型のnwm MBE001とくらべ、イヤホン部分の形状が〇に近くなっています。
右側ユニットにコントローラーがありますが、ボタンは1つだけでメディアの再生・停止用。ボリューム調整は行えません。コントローラーの裏側には、通話用のマイクも備えています。
プラグはL字型。最近は3.5mmジャックを持たないスマートフォンも多くなっており、USB-Cの方が良かったのでは?とも思いますが、汎用性を考えるとまだ3.5mmプラグのほうがいいのでしょう。
何も着けていないかのような装着感
装着感はとても良好。nwm DOTSでは「装着しているのを忘れるほどではない」と書きましたが、nwm WIREDは非常に軽く、本当に何もつけていない感覚です。もっとも、ケーブルがあるので着けているのを忘れるわけではありませんが。
エントリーモデルとはいえ、PSZ技術を搭載しており、常識的な音量で聴いている限りは、音漏れはほぼありません。ただ、オープンイヤー全般に言えることですが、音漏れはなくても周りの騒音は丸聴こえなので、電車内などうるさい場所では音楽が聞こえづらくなります。
音質は、今回DAC(iBasso DC02)を接続して利用したのでその影響もあるかもしれませんが、軽めのドンシャリといった感じです。
手軽にオープンイヤーを試したい人に
常にイヤホンを装着しているのではなく、自宅でのオンライン会議や、出先での隙間時間の映画鑑賞、あるいはゲーム中など、音も聞きつつ周囲の様子もわかるようにしておきたいという場合にピッタリの製品でしょう。
ただ、新モデルでは、完全ワイヤレスのnwm DOTSの出来がかなりいいので、常に身につけておきたいという場合にはnwm DOTSのほうをお勧めします。