出かける前に「ちょっと服のシワを伸ばしたい」という場合に便利な衣類スチーマー。その最先端モデルである吸着式衣類スチーマー「Morus V6」の提供を受けたので、どのような製品なのか紹介していきます。
Morus V6は、2024年8月~10月にMakuakeで先行予約販売を実施していた製品。Makuakeのアイロン部門で歴代1位の記録を収めたとのことです。
吸着式衣類スチーマーという名称の通り、最大の特徴は衣類を吸引しながらスチームを当てられること。普通の衣類スチーマーでは、スチームの勢いで衣類が揺れてしまいます。このため、手で引っ張りつつしわを伸ばしながらスチームを当てる必要があるのですが、Morus V6は掃除機のように衣類を吸引しながらスチームを当てることができます。
アイロンの先端は下図のようになっています。下半分が普通のスチームアイロン部分。上半分が吸引部分です。高温のスチームを当てた後、素早く吸引することで衣類を高温のダメージから保護するという役割もあるようです。
もちろん、ほこりも吸引可能。枕や布団などに利用すれば、高温スチームで臭いの原因物質を分解しつつ、ダニの死骸なども吸引できそうです。
吸引力は、背面のスイッチで切り替え可能。「吸引オフ」「一般吸引」「強力吸引」が選べるほか、この範囲内でトリガーの押し込み量により吸引力が変化します。
スチームに使用する水は、底部のタンクを取り外して注水します。専用の漏斗も付属していますが、使わなくても注水は可能です。
側面が透明なので、水の残量も把握しやすいです。なお、タンクの容量は170mlで、薄手のシャツなら6~8枚に使用できるとのことです。
使用感レビュー:吸引力は素材を選ぶが、手軽さは魅力
ここからは、実際に使用してみた感想をお伝えます。
とはいえ、普段ワイシャツを着る機会が少なく、スチームアイロンを使用するような服も持ち合わせてはいないので、とりあえず綿素材のトートバッグで実験です。
これは、比較的簡単にシワを伸ばすことができました。
なんとなく押し付けたくなるのですが、吸引機能があるので、むしろ手前に引っ張りながら使った方がシワが伸びやすいです。
続いて、奥さんのジャケット。綿35%、トリアセテート39%、ポリエステル26%。
これは少しシワが伸びにくかったです。生地が薄く軽いためか、吸引力も弱めに感じました。
当然ながら、吸引できるからと言って手を抜かず、服を引っ張りながら使った方がシワは伸びやすいです。
吸引機能がある利点の1つは、枕やクッション、ソファーなどにも使用できること。スチームで除菌しつつ、ほこりやダニの死骸などを吸引できます。
吸引機能は便利だが、過度な期待は禁物
他の衣類スチーマーを使ったことがないので、単純に比較はできないのですが、出かける前にさっとシワを伸ばすという使い方でできて便利なのは間違いありません。
反面、通常のスチームアイロンのようなパリッとした仕上がりにはなりにくい印象です(素材にもよると思います)。
ただ、吸引機能は魅力的。スチームのついでに簡単な掃除もできてしまうのはお手軽です。春先の花粉対策としても、家に帰ったら玄関でサッと吸引するという使い方ができそうです。
「Morus V6」は、手軽に衣類のシワを伸ばしたい方、スチームで除菌や消臭もしたい方に、特におすすめできる製品です。吸引機能は素材を選ぶ印象のため、過度な期待は禁物ですが、うまく使いこなせばアイロンがけの手間はかなり軽減できそうです。
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