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ASUSが、最軽量899gというCopilot+ PC「ASUS Zenbook SORA」を発売しました。価格は、Snapdragon X搭載の下位モデルが17万9800円、Snapdragon X Elite搭載の上位モデルが20万9800円。カラーはザブリスキーベージュとアイスランドグレーの2色展開です。
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14型軽量Copilot+ PC「ASUS Zenbook SORA」
筐体の素材には、ASUSが開発した「セラルミナム」を採用。セラミックとアルミを融合させた新素材で非常に硬く、耐摩耗性と耐食性に優れているとのこと。また、指紋がほとんど目立たないというのも、モバイルPCではポイントになりそうです。
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ディスプレイは、Snapdragon X搭載のUX3407QAは14型ワイドTFT液晶(アンチグレア)、Snapdragon X Elite搭載のUX3407RAは14型OLED(グレア)で、解像度はどちらも1920×1200ドット(60Hz)。
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キーボードはオーソドックスな日本語配列。いつものASUSらしいキーボードで、主要なキーはキーピッチ19mmを確保。適度な反発と相まって、非常に打ちやすいキーボードです。
大型のタッチパッドはスマートジェスチャー機能を搭載しており、左端を上下にスライドすると音量調整、上端を左右にスライドで早送りと巻き戻し、右端を上下にスライドで明るさ調整が行えます。
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背面には吸気口。手前左右にはスピーカーを搭載します。
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インターフェースは共通で、向かって左側面にHDMI×1、USB4 (Type-C/Power Delivery 対応) ×2、ヘッドホン/ヘッドセット・コンボジャック。右側面にUSB3.2 (Type-A/Gen2) ×1となっています。軽量薄型デバイスはUSB-Cだけになりがちですが、HDMIとUSB-Aがあるのはうれしいところです。
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ベンチマークで実力を確認
ベンチマークの結果も確認してみます。今回試しているのは、Snapdragon X搭載のUX3407QA(RAM16GB)とSnapdragon X Elite搭載のUX3407RA(32GB)。
ASUSデバイスといえば、MyASUSアプリでファンモードの設定を行えますが、今回はすべてパフォーマンスモードで測定しています。
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まずCINEBENCH R23ですが、Snapdragon X搭載のUX3407QAの結果は、シングル「975pts」、マルチコアが「7357pts」。申し訳ないですが、Snapdragon X Elite搭載のUX3407RAのほうはファイルを紛失。代わりと言ってはなんですが、同じくSnapdragon X Eliteを搭載する「Vivobook S 15 S5507QA」のスコアはマルチコアで「9834pts」、シングルコアで「1105pts」でした。
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グラフィック性能を測る3DMarkの結果は下記の通り。やはりというか、Snapdragon Xはグラフィック性能がだいぶ劣るようです。なお、Snapdragon X PlusのProArt PZ13Nのスコアが低いですが、これはProArt PZ13Nのみ「スタンダードモード」で計測しているためです。
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試しに、ベンチマークとしては負荷が高めなFINAL FANTASY XV WINDOWS EDITIONベンチマークを実行した結果は下記。軽量品質で解像度を落とせば、Snapdragon Xでもなんとかなりそうです。
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ただ、Armベースなので、まだアプリの互換には問題がありすべてのゲームが動作するわけではありません。とくに、アンチチートプログラムが入ったオンライン要素のあるゲームはほぼプレイできません。ローカルプレイなら動作するものも多いので、そういった割り切りは必要です。
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持ち運びたくなる軽量ノートPC
Copilot+ PCかどうかを抜きにして、普段持ち歩くWindows PCとしては非常に快適な端末です。Office系の作業であれば、処理性能などもまったく問題がありません。なにより、非常に軽いので持ち運びが楽。表面のセラルミナムも傷に強いということなので、気軽に持ち運べそうです。
バッテリー持ちも、通常使用で約15.9時間~と良いので、これからPCの購入を検討している学生さんなどにも向いていると思います。
私自身、現在は持ち歩きようにMacbook Air(M3)を使っているのですが、チャンスがあればこちらに乗り換えたいところです。