
阪神電気鉄道とモリサワは2月27日、「甲子園フォント」のお披露目式を阪神甲子園球場で行いました。阪神甲子園球場の開場100周年と邦文写植字機発明100周年の記念共同プロジェクトになります。
1934年に完成した甲子園球場の2代目スコアボードでは、1983年まで職人が黒い板に毛筆で手書きした文字を使用していました。その独特の字形は「甲子園文字」と呼ばれ親しまれてきました。1984年にスコアボードが電光掲示板に改修されてからも、同球場の職員が甲子園文字を踏襲したオリジナルの文字を作り使用されてきました。

甲子園フォントは、この甲子園文字の伝統を次の100年に繋ぐというコンセプトのもと、UD(ユニバーサルデザイン)フォントをベースとして制作されました。

甲子園フォントは、3月4日のオープン戦から阪神甲子園球場のスコアボードで使用を開始するとのことです。
なお、甲子園フォントの開発を記念して、開発の裏側を映したメイキング動画をモリサワの特設サイトで公開しています。
- メイキング動画 https://www.shashokuki100.jp/koshien/
- 制作秘話(モリサワ公式note) https://note.morisawa.co.jp/n/n50ff2e857ef3
このほか、甲子園フォントグッズも甲子園eモールや球場ショップ限定で販売するとのことです。
