
すっかり日常に溶け込んできた感のあるスマートホーム製品。実際にスマートリモコンやスマート照明、ロボット掃除機などを使っている人も多いのではないかと思います。
そんなスマートホームですが、最近注目されているのが、「防犯」方面での活用です。残念なことに、近年は物騒な事件も増えてきています。本来なら、そうした方面での使い方など考えず、便利な生活を追い求めたいところですが、多少なりとも安心を得られるのであれば、活用しない手はないでしょう。
ということで、今回はSwitchBotから防犯に活用できそうなアイテムをいくつか提供頂いたので、各製品の説明と、それを実際に使ってどのように防犯に活用するのかを紹介したいと思います。
SwitchBotロックUltra
SwitchBotロックUltraは、スマートロックの最新モデル。工事不要で両面テープの貼り付けで後付けできるのが特徴です。両面テープというと、いつの間にか剥がれてしまい、帰宅時に解除しようと思ったら外れていて鍵が開かない……なんて心配もありますが、2024年1月に取り付けたSwitchBotロックProは、一度も外れることなく活躍してくれています。
ロックUltraの特徴ですが、全体の厚みが前モデルロックProと比べて約半分とコンパクトになりました。ロックProはいかにも後付けという感じが強かったのですが、ロックUltraは着せ替えシールに対応するなど、後付け感が少なくなっています。

ただし、SwitchBotロック/ロックProにあった高さ調整のスライド機構が省かれています。このため、高さ調整が必要な場合には、別途高さ調整ケースを購入する必要があります。

我が家でも高さ調整が必要でした。サムターンが円形のもの以外、高さ調整ケースは必須だと思ったほうが良さそうです。忘れずに購入しましょう。


このほか、バッテリーの仕組みが大きく変わっています。SwitchBotロックProは、標準で単三電池を4本使用。オプションで充電式バッテリーを取り付けられます。充電を2つの系統にわけることで、片方が電池切れになってももう片方で動作し、その間に電池交換やバッテリーの充電を行える仕様です。

これに対してSwitchBotロックUltraは、メインバッテリーが1つになりました。代わりに、予備電池としてCR123Aを搭載。メインバッテリーがバッテリー切れになったり、充電中でも約1000回は解錠が可能とのこと。加えて、約5回の解錠が可能な微電流解錠機能も搭載。バッテリー切れになったけど、つい充電を忘れて予備電池も使い切ってしまった……という場合にも応急解錠が可能です。

また、ダイヤル(クイックキー)の周囲にLEDが追加され、バッテリー残量が低下した場合には赤く光るようになっています。スマートフォンの通知を見なくても、毎日見るドアならば、自然とバッテリー切れを把握できるはずです。

SwitchBot顔認証パッド
SwitchBotのスマートロック製品とセットで使いたいのが、新しい顔認証パッドです。従来製品でも暗証番号と指紋認証、NFCカード認証に対応していましたが、新製品ではこれらに加えて顔認証に対応しました。
荷物を抱えて帰宅した場合でも、顔認証ならすぐに解錠可能です。もっとも、ドアを開けるのに荷物を降ろす必要はありそうですが。なお、赤外線ライトを搭載しており、夜間や日差しが強い場合でも問題なく認証できます。

もちろん、写真や動画などの平面情報では認証不可。識別ミス率は0.0001%未満とのことです。
顔認証パッドに限りませんが、SwitchBotの認証パッドにはいくつかの防犯機能が搭載されています。たとえば、「覗き見防止パスワード」。友人やお客さんと一緒に帰宅してパスコードを覗き見られたくないという場合には、正しいパスワードの前後に適当な数字を打って最大20桁の番号を入力可能。20桁の中で、正しいパスコードが連続して入力されていれば解錠できます。

ハブ3との連携
SwitchBotロックUltraとハブ3を連携させると、ハブ3の画面から施錠状態を確認できます。ハブ3を寝室などに設置しておけば、寝る前に鍵を閉めたか確認でき、もし施錠していなければハブ3の操作で施錠可能です。
なお、いちいち施錠するのは面倒だという人は、SwitchBotロックUltra側でオートロックも設定できます。SwitchBot顔認証パッドを使っていれば、顔認証や指紋認証でも解錠できるので締め出される心配もありません。

ハブ3などのハブ製品と連携させると、ドアの施錠状態やドアの開閉をスマートフォンに通知することが可能です。出かけた後に「鍵を閉め忘れたかも」と思っても確認しに戻る必要はありません。スマートフォンで鍵の状態を確認し、遠隔で施錠することも可能です。また、ドアの開け閉めや解錠・施錠のタイミングで通知を飛ばすこともできます。
一人暮らしで誰もいないはずなのに「解錠された」「ドアが開いた」という場合には、1人で家に帰らず知り合いに一緒に来てもらう、警察に相談するといった対応も可能。また、夫婦共働きで子供が鍵っ子という場合、子供が解錠やドアを開けると通知が飛ぶので、ちゃんと家に帰ってきたかを確認するといった使い方もできます。
暗唱番号や指紋、顔認証で解錠できるので、子供に鍵を持たせなくて良いというのもメリット。我が家がスマートロックを導入したもの、子供が鍵をなくしたことがきっかけでした。
このほか、ハブ製品と連携させておくと、顔認証パッドなどで「緊急パスコード」機能も利用できます。万が一、誰かに脅されて解錠しなければいけないような場合、緊急パスコードを入力することで設定しておいた連絡先に緊急事態を知らせることが可能です。

置き配の盗難対策に屋外用防犯カメラ
何かと話題になることが多い、置き配関連。少し前までは安心して置き配も利用できましたが、最近では置き配されたはずが見当たらない、そもそも届いていないのでは、いや盗まれたのだ…..なんて話も、残念なことに珍しくなくなってきました。
そこで防犯カメラの出番です。カメラで撮影しておけば、置き配がちゃんと配達されたのか、その後、持ち去られていないかを確認できます。持ち去られてはダメなのではという気もしますが、何もせずに配達されていないのか持ち去られたのかがわからなくなるくらいなら、確実に持ち去られたとわかるほうが精神的もいいでしょう。その後、被害届なども出しやすくなります。また、目立つ位置にカメラがあれば、気軽に持ち去ろうとする人も抑止力にもなりそうです。

Switchbotの屋外用防犯カメラは、3MP版と1080p版の2種類ありますが、今回利用したのは3MP版。画角も3MP版のほうが広く、価格差もほとんどないので、これから購入するなら3MP版のほうが無難でしょう。
取り付けは壁へのねじ止めになります。木材への取り付けなら簡単そうですが、外壁材やコンクリートなどへの取り付けは穴をあけてアンカーを入れてねじ止めという作業が必要になります。

こうした取り付け法、そもそも賃貸だと難しいですが、本体が320gと軽量なので、屋外用の強力な両面テープで貼り付けるという方法もできなくはないかもしれません。ガラス面などの平滑面に貼りつけるようのサポートも同梱されています。
本体には、1万mAhのバッテリーを内蔵。どの程度バッテリーが持つかは設置場所や使い方次第ではありますが、1日あたり10回の検出頻度で最長180日持つようです。また、セットあるいは別売りのソーラーパネルを使用すれば、充電の心配をすることなく使い続けることができます。日当たりの良い正午に1時間充電すれば、最長で1週間は使えるようになるようです。

本来であれば、我が家もソーラーパネルを設置したかったのですが、設置場所付近で直接太陽光が当たる壁面がなく、ソーラーパネルの設置を断念。ソーラーパネルのUSBケーブルは3mと長めなのですが、あと1m~2m延長すれば、綺麗に配線をまとめたうえで日当たりのいい場所に設置できそうです。なので、今後チャレンジするかもしれません。
映像はアプリからリアルタイムに確認できるほか、動体検知をした場合には録画され、本体に挿入したmicroSDに録画されます。また、ローカルではなくクラウドに保存することもできます。ただしサブスクリプション契約が必要です。
microSDだけでいいかなという気はしますが、クラウドストレージを使うとカメラを持ち去られた場合などにも映像の確認が可能なのはメリットです。

設置場所ですが、本当は目立つように正面に取り付けようかと思ったのですが、動体検知はカメラに近寄ってくる動作は検知しづらく、横切る動作を検知しやすいとのことなので、おとなしくドアの横に設置しました。
これで、玄関前に人が来たら、自動で録画されスマートフォンのアプリに通知が飛びます。


防犯対策助成金の対象
対応は住んでいる自治体によって異なりますが、多くの自治体で「防犯対策助成金」という施策が行われています。これは防犯カメラなどの防犯対策用品の購入金額を補助するというもの。

たとえば、私の住んでいる葛飾区では、「対象経費の2分の1を助成(千円未満切り捨て)」「助成上限額6万円(複数品目の申請可能)」となっています。
また、多くの場合、防犯カメラやカメラ付インターホン、防犯フィルムが対象ですが、葛飾区では「防犯性の高い錠」「補助錠」なども助成対象になっており、スマートロックも助成対象です。

購入前に、一度住んでいる自治体で助成が行われていないか確認してみてください。
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