Belkin UltraCharge Pro 3-in-1レビュー:Qi2 25W充電と冷却ファンで発熱を抑える充電ドック

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これまでQi2はiPhone専用の印象が強く、「対応」をうたう製品もAndroidユーザーにはあまり響かないものでした。Pixel 10シリーズが対応したことで、いよいよAndroidにもQi2の波が来ています。といっても、まだ主力は25W充電に対応したiPhone 16以降ということになるでしょうか。

そんなQi2充電器、Belkinから発売されている「UltraCharge Pro 3-in-1 Magnetic Charging Dock」をお借りしたので、どんな特徴があるのかレビューしたいと思います。

最大25W対応+冷却ファン搭載の「UltraCharge」シリーズ

Belkinは以前から3台同時充電できるワイヤレス充電器を展開しており、「BoostCharge Pro MagSafe 3-in-1磁気ワイヤレス充電器」などが定番でした。

ただ、従来モデルは最大15Wまでの出力。8月に登場した新しい「UltraCharge」シリーズでは、Qi2の25W充電に対応したのが大きな特徴です。

一般的に充電速度が上がると発熱量も増える傾向にありますが、UltraChargeシリーズでは、独自の「ChillBoost冷却テクノロジー」を搭載。ようするに充電パッド部分に冷却用のファンを搭載し、デバイス温度をを最大7度低下させることができるとしています。

Belkin UltraCharge Pro 3-in-1 Magnetic Charging Dock

UltraCharge Pro 3-in-1 Magnetic Charging Dockは、iPhone、Apple Watch、AirPodsを同時に充電できる充電台。

メインのiPhone充電部分(Qi2 25W充電部分)は可動式で角度を調整しながら使えます。

この部分は、ChillBoost冷却テクノロジー対応でファンを搭載しています。

なお、ファン自体は物理スイッチでON/OFFが可能となっています。

iPhone以外のQi対応端末も問題なく充電できます。

Galaxy Z Fold 7は充電部がカメラに被っているように見えますが、充電面にはエアフローのための段差があるのでギリギリ当たってはいません。

また、台座部分はただのQi充電器なので、一応スマートフォンも充電できました。

充電速度は?

ここからは、実際の充電速度を測ってみます。

計測の方法は、USBテスター「AVHzY CT-3」に接続して、iPhone 17 Proを充電中のBelkin UltraCharge Pro 3-in-1 Magnetic Charging Dockが消費する電力を計測します。充電器は付属の45W充電器を使用。

あくまでもUltraCharge Pro 3-in-1 Magnetic Charging Dockが消費する電力なので、実際の充電速度とは異なりますが、大体の傾向はわかるはず。

ということで、計測結果が下のグラフです。記録はCT-3のPC向けアプリで取得しています。開始直後の10分ほどはデータが欠けているため、グラフ上の経過時間は実測より約10分短くなっています。

たまに大きく落ち込むことがありますが、40分過ぎ(グラフ上では30分過ぎ)までは、おおむね30Wで充電していました。25Wよりも多いのは、充電器自体の損失や発熱分でしょう。前半に大きく落ち込んでいるのは、ChillBoost冷却テクノロジーによる発熱制御のためかもしれません。

公称では「0-50%が25分」とされていますが、実測では28分かかりました。誤差のようなものという気もします。ちなみに、80%まで54分、100%まで1時間40分かかりました。

発熱に関しては、消費電力がピークになる50%充電時で、表裏共に35度を超えませんでした(室温は20度)。

参考として、ファンを停止した状態で充電したところ、背面が38度まで発熱したので、ChillBoost冷却テクノロジーの効果は確かにあるようです。

なお、ファンの動作音については、ほぼ無音といっていいレベルで、就寝時に使っても気にならない程度です。

まとめ

Qi2 25W充電に対応したiPhone 16シリーズやPixel 10(25WはPixel 10 Pro XLのみ)シリーズを使っているなら、充電速度が速く、発熱も抑えられるのでおすすめです。角度を調整できるので、純粋にスタンドとしても使いやすく、机上での見た目もBelkinらしく上品です。

唯一残念なのは、Apple Watch充電部が固定式な点。ここが着脱できれば、Androidユーザーにもより勧めやすかったでしょう。

ガジェットなど好きなことをブログやWEBメディアなどに書いて生きています。ライター仕事は常に募集中

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