工事なしで使える玄関カメラ、SwitchBotスマートテレビドアホンをレビュー【PR】

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スマートホーム製品を幅広く展開しているSwitchBot。すでに玄関周りでは、スマートロックやセキュリティカメラを販売していますが、ここに新たに「スマートテレビドアホン」が加わりました。ワイヤレスで接続できるので、配線工事が不要。賃貸でも利用しやすい製品となっています。

今回、SwitchBotから提供を受けたので、実際に使用して、設置のしやすさや画質、他デバイスとの連携などを中心にチェックしてみました。

子機とモニターがセットになったSwitchBotスマートテレビドアホン

SwitchBot スマートテレビドアホンは、玄関側に設置する「玄関子機」と、室内で映像を確認できる「モニター親機」のセット構成です。

玄関子機はバッテリー駆動で、USB-C充電または別売りのソーラーパネルによる給電に対応。1回の充電で2年8か月利用できるとされています。モニター親機とは無線で通信するため、電源ケーブルや配線工事は不要です。

▲玄関子機

モニター親機は4.3インチディスプレイを搭載しており、据え置き・壁掛けの両方に対応。「通話」と「終了」ボタンが大きく配置されており、直感的に操作できます。

▲モニター親機

初期設定もSwitchBotアプリから簡単に行え、アプリ上で取り付け方法も確認可能。この手のIoT製品に慣れていない人でも問題なく設定・設置ができるのではないかと思います。

配線不要で設置も簡単

通信はWi-Fi経由で行われるため、一般的なインターホンのような配線は不要です。玄関子機はバッテリー駆動、モニター親機はACコンセントを差し込むだけなので、設置作業は非常にシンプルです。

なお、有線接続もサポートされており、既存のインターホンを外して代わりにSwitchBotテレビドアホンを取り付けることもできます。ただし、子機側の配線は無資格でも問題ないはずですが、既存の親機側の電源配線がACプラグや乾電池式ではなく直結式の場合、作業には電気工事士の資格が必要となります。

▲玄関子機、モニター親機ともに有線接続もサポートされています

今回はシンプルに無線接続で利用してみます。

モニター親機と玄関子機間の距離は、障害物がない状態で最大100mとなっていますが、実際には壁などの障害物を挟むことになります。このため、鉄筋やコンクリートが使われるマンションやアパートでは5m以内での設置が推奨されています。木造戸建ての場合でも10m以内が推奨距離です。

▲玄関子機とモニター親機の距離は。5m以内を推奨

玄関子機の取り付けは、金具を壁面にねじ止めするか両面テープで貼り付けて、そこに固定するというもの。取り外す際は子機右側に取り外しピンを挿してロックを解除する必要があるので、右側にはある程度のスペースを開けておいた方がいいです。

なお、子機の電源はUSB-Cでの充電式。別売りのソーラーパネルを接続すれば、充電不要で使い続けることもできます。

モニター親機はスタンドを内蔵しており、机上などに設置が可能。スタンドを取り外し、付属の金具を使って壁掛けにもできます。

2K解像度+広角レンズでしっかり映る

カメラは約300万画素(2304×1296ピクセル)の解像度に対応し、165度の広い視野角を確保しています。玄関先の全体が映り込み、来訪者が少し横に立っていても十分確認可能です。

▲通話中の映像。玄関前をほぼ完全にカバーできます

モニター親機の解像度は480×272ピクセルしかありませんが、十分に確認できるレベルです。「300万画素も不要では?」と思うかもしれませんが、映像はスマートフォンでも確認可能で、この場合、約300万画素の解像度をフルに活かすことが可能です。

▲スマートフォンのSwitchBotアプリでは、より鮮明な画像で通話可能。映像はあとか確認することもできます(右)

また、2つのLEDライトを搭載しており、夜間でもフルカラー映像で確認できる「カラーナイトビジョン」に対応します。

遅延はあるものの、アプリ通知も快適

玄関子機とモニター親機の距離にもよりますが、玄関子機のボタンを押すと、1~2秒でモニター親機に映像が表示され、最大100dBのチャイム音が鳴ります(スマートフォンアプリから音量は調整可能。デフォルトでは最大になっていたので注意)。音声の遅延も1~2秒ほどありますが、ほとんど気にはなりませんでした。

また、スマートフォンのSwitchBotアプリにも通知が届き、こちらでも応答が可能です。外出先からも応答できるので、留守中に宅配が来たときに、「置配をお願いする」「何時に戻るのでそれ以降に配達してほしい」といった対応もできます。

ただし、スマートフォンで応答する場合には、通知が来てからアプリを開き、映像を確認するという手間がかかります。もたついていると、在宅中でも留守だと思われてしまうというリスクはあります。

▲スマートフォンへの通知はテキストのみ。静止画でもいいので映像を一緒に見せてほしい

拡張モニターに対応

スマートフォンアプリである程度対応できるのですが、家にいる場合には常にスマートフォンを持ち歩いているわけではありません。また、本当は2階のリビングにモニター親機を設置したいのに、玄関子機とモニター親機の距離の問題で1階にしか設置できないということもありそうです。

そのような場合には、別売りの拡張モニターを使うと解決できます。

▲左が拡張モニター、右がモニター親機。外観上は全く同じ

microSDカードには非対応という以外、見た目も機能もモニター親機と一緒です。ただ、玄関子機とは直接通信せず、Wi-Fi経由でモニター親機と通信するので、モニター親機を玄関子機に近い1階に設置し、拡張モニターを離れている2階に設置するという使い方が可能です。拡張モニターは複数台設置できるので、各部屋に置いたり、トイレに設置しておけば、荷物が届くのをやきもきしながら待つ必要もなさそうです。

▲拡張モニターはmicroSDに非対応(上側)

ただし注意点として、拡張モニターで応答している際に、モニター親機にはその情報が出てきません。その逆も同様です。他で応答しているかどうかはぱっと見では分かりません。応答していない親機で通話ボタンを押すと、「デバイスが現在使用中です」というメッセージが表示されるので、そこで初めて他で通話していることがわかります。なお、これはスマートフォンで応答している場合も同様です。

▲他のモニターやスマートフォンで通話中に通話ボタンを押すと、デバイスが使用中というメッセージが表示される。他で通話しているかどうか、もっとわかりやすい表示が欲しいところ

録画機能と保存方法

本製品には4GBのmicroSDカードが同梱されており、最大3500件の録画データを自動で保存できます。最大512GBまでのmicroSDカードに対応しているため、長期間の録画にも対応可能です。

録画時間はデフォルトで5秒。最長で60秒まで拡大できます。注意点として、通話中でも設定時間を過ぎると録画は終了します(通話が切れるわけではありません)。応対内容を後から見返したいということは少ないかもしれませんが、例えば、しつこい勧誘などが来たときに、会話内容を記録しておくといった用途には使えません。

玄関子機のボタンを押さなくても、人物検知や動体検知を利用した自動録画にも対応しているので、セキュリティカメラとしても利用できます。サブスクリプション制のクラウドストレージも用意されていますが、通常の使い方であればローカルストレージだけで十分でしょう。なお、動体検知の一部機能(車の検知、ペットの検知)はクラウドストレージのサブスクリプション契約が必須となっています。

ロックやAlexaと連動、セキュリティ機能も搭載

SwitchBotロックと連携させると、モニター親機の画面からロックの施錠・解錠が可能になります。来訪者を確認してそのまま解錠できるため、知り合いが訪ねてきた場合などには、玄関まで出ずに「入ってきて」という対応もできます。

また、Alexa対応デバイスとも連携でき、Echo Showを通じて来訪者と会話することもできるとのことです。

もう一つ面白い機能として、機械音声での代理応答が行えます。見知らぬ人が訪ねてきた場合、登録されているメッセージを選択して応答することで、防犯対策にもなります。

登録されているメッセージは以下。

  • ただいま出ることができません。お名前とご用件をお話しください
  • ご用件をお話しください
  • 宅配業者の方は置き配をしてください
  • 恐れ入りますが、少々お待ちください
  • 申し訳ございませんがお取次ぎできません。お引き取りください

なお、メッセージはアプリから自分の声を録音して追加することも可能です。自分の声での応答になってしまうので、一人暮らしの女性などは知り合いの男性に録音してもらうといいかもしれません。

使用感

良かった点

  • 配線不要で設置が非常に簡単。賃貸でも導入しやすい
  • カメラ画質が明るく、夜間でも人物をしっかり認識できる
  • スマートフォンアプリで応答できるので、宅配を待つ間に安心してトイレに行ける

気になった点

  • 他のモニターで応答している場合に、それがわからない
  • 通話中に録画が終了してしまう。通話中はずっと録画していてほしい
  • 呼び出しから映像が出るまでのレスポンスは、今後の改善に期待したい

まとめ

SwitchBotテレビドアホンは、配線工事が不要で、誰でも手軽に導入できるのが大きな魅力。複数のモニターを使った場合の連携(他で応答中が分かる仕組み)や録画対応、スマートフォンへの通知などに今後の改善を期待したい部分もありますが、賃貸住宅でも使いやすく、スマートホーム化をこれから始めたい人にとっても導入しやすい製品だと感じました。

なお、対応は住んでいる自治体によって異なりますが、多くの自治体で「防犯対策助成金」という施策が行われています。これは防犯カメラなどの防犯対策用品の購入金額を補助するというもので、録画機能付きのテレビドアホンも助成の対象になっていることが多いです。

▲東京都の防犯機器等購入緊急補助事業のページ

たとえば、私の住んでいる葛飾区では、「対象経費の2分の1を助成(千円未満切り捨て)」「助成上限額6万円(複数品目の申請可能)」となっています。購入前に、一度住んでいる自治体で助成が行われていないか確認してみてください。

ブラックフライデークーポンコード

なお、SwitchBotは11月21日から12月1日まで、Amazonと公式サイトでブラックフライデーセールを開催します。

今回紹介したスマートテレビドアホンは、クーポンコード「25BFKOL4」を使用することで、セール価格からさらに100円オフになるとのこと。購入する際は使ってみてください。

ガジェットなど好きなことをブログやWEBメディアなどに書いて生きています。ライター仕事は常に募集中

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