
あると便利なものの、いざ使おうと思うと準備が面倒なアイロンがけ。ハンガーにかけたままシャツなどをアイロンがけ出来ればいいのに…という想いをかなえてくれるのが、衣類スチーマーです。通常のアイロンのようにプレスが効いたパリッとした仕上がりにはなりませんが、出がけにもさっとしわを伸ばせるのが便利です。
そんな衣類スチーマーの最新モデル「airmorn one」がGREEN FUNDINGでクラウドファンディングを実施中です。期間は12月31日まで。
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衣類スチーマーは以前にもレビューをしたことがありますが、airmorn oneは10秒で使用可能になる高速性と、強力な吸引力が特徴となっています。今回、実機を試す機会をいただいたので、その使い勝手を紹介します。
スチームを「吐いて吸う」循環システム
見た目は大きめのドライヤーのような雰囲気ですが、前面にあるスリット状の吹き出し口から高温スチームを噴出し、その下にある吸気口から排出したスチームを回収する仕組みです。

これにより、一度で「噴出」と「回収」の往復2回、スチームを衣類に当てることが可能になっています。スチームを無駄に逃さず循環させることで、しわを短時間で効率的に伸ばすことができるようになっています。


細かな調整機能と使い勝手の良いギミック
操作系も考えられています。スチーム量と吸引量は、それぞれ3段階を別々に調整できます。例えば、装飾が多いデリケートな衣類の場合、吸引をオフにしたり弱めたりすることで、生地を傷めず安心して使用できます。


本体下部にある注水タンクは取り外し可能。漏斗などを使わず、水道から直接水を注げます。

容量は約145ml。使用時間は、スチームの量によって異なり、おおよそ下記のようになっています。
- soft(12g/min):約12分
- normal(16g/min):約10分
- turbo(20g/min):約7分
turboモードの約7分というのは短く感じるかもしれませんが、スチーマーの使用用途的に、大量の衣類にまとめて使用することは少ないので、これでも十分なスタミナと言えるでしょう。
また、ユニークなのがグリップ部分のセンサーです。ここを握るとONになり、手を離すとOFFになります。スチーマーは置く場所に困ることが多いですが、本機はスタンド不要で自立できる上、手を離した状態で5分放置すると電源が切れる安全設計になっているのも好ポイントです。

実際の使用感:強力吸引とドライな仕上がり
ここからは、実際に使用してみた感想をお伝えします。
まずは、綿素材のシャツに使ってみました。最大5000Paという強力な吸引力のおかげで、ある程度は衣類を吸いつけて引っ張ることが可能です。
ただ、吊るす場所や生地の重さもありますが、やはり片手で裾を抑えながら利用した方が、より綺麗に、かつスムーズにシワを伸ばせると感じました。
なお、他のスチーマーでは、スチーム量を多くすると生地が濡れてしまうことがありましたが、airmorn oneではそれがありませんでした。吐いて吸う循環構造のおかげか、スチームの水分が衣類に過剰に残らないようです。
また、吸引しながら利用できるメリットとして、高温スチームと合わせて枕やクッションなどの除菌、ダニ対策などにも向いていそうです。スチームが奥まで通りやすいため、表面だけでなく内部のケアにも効果が期待できそうです。

気になる点とまとめ
良い点ばかりではなく、気になった点もあります。1300Wと高出力なので仕方がない部分もありますが、電源コードが太く固めなのが少し難点です。長さは約2mと十分あり利用シーンの自由度は高めですが、その分、取り回しが面倒と感じることもあります。
また、本体重量も約780gとやや重めなので、長時間の使用では腕が疲れるかもしれません。ただし、スチームの効率が良く短時間で作業が完了するので、トータルでの負担は軽減されていると感じました。
普通のアイロンでは予熱に時間がかかりますが、airmorn oneは電源投入後、約10秒ですぐに利用できるのもメリットです。朝の忙しい時間に「シワがある」と気づいても、これなら諦めずにサッとケアできます。
電源コードの硬さや本体重量など、改善の余地がある部分もありますが、総合的に見て非常に完成度の高い製品だと感じました。朝の身支度を少しでも時短したい人、衣類ケアにストレスを感じている人、そして、一人暮らしの男性でアイロンがけが面倒と感じている人には、ぜひ検討してほしい一台です。
GREEN FUNDINGでのクラウドファンディングは12月31日まで実施中。気になった方はチェックしてみてください。
