
オウガ・ジャパンは、フラッグシップスマートフォン「OPPO Find X9」を12月23日に発売しました。価格は14万9800円(税込)です。
OPPO Find X9は、MediaTek Dimensity 9500にRAM16GB、ストレージ512GBを搭載する6.6インチスマートフォンです。昨年のFind X8ではFeliCaが非搭載でしたが、本モデルではFeliCaを搭載し、メインスマートフォンとして十分に活用できる仕様となっています。
デザインとディスプレイ
本体サイズは約157×74×8.0mmで重さは約203g。横幅は若干あるものの、薄型ボディのおかげで片手でも十分にホールドできるサイズ感です。
ディスプレイは6.6インチのAMOLEDで、解像度はフルHD+(2760×1256ピクセル)。ベゼル幅は4辺とも1.15mmと極狭です。最大リフレッシュレートは120Hz、日光下での最大輝度は1800nit。カバーガラスにはCorning Gorilla Glass 7iを採用しています。

本体左側面には、カスタマイズ可能な「Snap Key」を搭載。AI マインドスペース、カメラ、レコーダーなどの機能を割り当て、素早く起動させることが可能です。

背面は、Find X8とは異なり、カメラが左上に移動。一般的なスマートフォンと同様の外観となりました。

カメラ性能:ハッセルブラッドとの協業による4眼システム
背面カメラはハッセルブラッドとの協業による4眼システムで、構成は以下の通り。
- 広角(メイン): 5000万画素 Sony LYT-808 (OIS対応, F1.6、焦点距離23mm)
- 超広角: 5000万画素 (画角120度、F2.0、焦点距離15mm)
- 望遠(3倍): 5000万画素 (OIS対応、F2.6、焦点距離73mm)
- マルチスペクトルカメラ: 9つの波長帯を読み取る独立センサー
マルチスペクトルカメラは環境光の色温度を検知し、「見たままの色味」を忠実に再現するためのセンサーとして機能します。そのため、撮影用カメラとしては実質3眼構成となります。

望遠はデジタルズームで最大120倍に対応。通常、高倍率のデジタルズームは画質が荒く実用性に欠けることが多いのですが、Find X9はAI処理により画質を補完しており(おそらく)、120倍でも被写体の視認性は十分。10倍(243mm相当)辺りまでなら、実用的に使えそうです。











なお、AI関連の編集機能も利用可能。「AI再構成」「AI消しゴム」「AIポートレートグロー」「AIパーフェクトショット」「鮮明度強化」「ぼけ除去」「反射除去」が選択できます。

Find X8のレビューで一部機能を実際に使っているので、あわせてご覧ください。
ベンチマークでパフォーマンスを確認
SoCにMediaTek Dimensity 9500を搭載するFind X9は、ハイエンド帯に分類されるスマートフォンです。ということで、その性能をベンチマークで測ってみました。
GeekBench 6のスコアはシングルコア「3065」、マルチコア「9581」。AnTuTuは「3180364」という結果。ハイエンドらしい高スコアで、操作自体ももたつきなどを感じることはありません。

これだけ性能が高いと、当然ながらゲームも快適に動きます。試しに、少しだけ原神をプレイしてみましたが、カクツキなどもなくスムーズに動作していました。やり込んではいないので、他のデバイスと比較はできませんが、これだけ動くなら問題はないと思います。

また、やや簡易的ではありますが、ゲームアシストも搭載しています。

バッテリー持ち
バッテリーは7025mAhの大容量を搭載しています。シリコン・カーボン・アノード技術の採用により、厚さ8mm未満、重量203gというスリムな筐体サイズを維持しながら、この大容量を実現しています。充電は有線の80W SUPERVOOCと、ワイヤレスの50W AIRVOOCに対応しており、製品には80W充電器が同梱されます。
バッテリー持ちに関しては、公称スペックはありませんでしたが、YouTubeの連続再生では、2時間で10%の消費となりました。
まとめ
FeliCaを搭載したことで、日本国内でもメイン機として一切の妥協なく活用できるようになったOPPO Find X9。決して安価な端末ではありませんが、14万9800円という価格に見合う、あるいはそれ以上の体験を提供してくれる一台です。
バッテリー性能も大きな魅力です。7025mAhというタブレット並みの大容量バッテリーを、厚さ8mmの薄型ボディに詰め込んでいます。YouTube再生での検証結果からも分かる通り、ヘビーに使っても丸1日、普通に使えば2日は余裕で持つスタミナは、日々の充電ストレスから完全に解放してくれます。
カメラに関しては、ハッセルブラッドとの協業による「見たままの色」を再現する表現力が健在です。派手な味付けよりも自然な描写を好むユーザーには最適な選択肢となるはずです。また、新たに追加された「Snap Key」によるカメラの即時起動など、日常のスナップシューターとしての使い勝手も大きく向上しています。
デザイン面でFind Xシリーズ特有の曲線的な形状が変わった点は、好みが分かれるかもしれません。しかし、高性能なSoCや長寿命バッテリー、そしてFeliCaへの対応など、実用面でのメリットは大きくなっています。 基礎体力の高さと機能のバランスが取れており、Androidユーザーにとって有力な選択肢の一つと言えるでしょう。

