Jabra Evolve3シリーズ発売——ブームレス設計でAI音声入力に対応したビジネスヘッドセット

当ブログの一部のリンクはアフィリエイトリンクです。これらのリンクから商品を購入された場合、当サイトは一定の報酬を得ることがあります。

GNオーディオジャパンは2026年3月3日、東京都内でJabraブランドの最新ヘッドセット「Jabra Evolve3」シリーズの発表会を開催しました。ラインナップは「Jabra Evolve3 85」「Jabra Evolve3 75」の2モデルで、いずれも2026年3月1日より販売が開始されています。

マイクアームを省きながら通話品質を維持

Evolve3シリーズの大きな特徴は、口元に伸びるマイクアーム(ブームマイク)を持たないブームレス設計を採用しながら、ビジネス用途に耐えうる通話品質を実現している点です。

これを支えるのが「Jabra ClearVoice」技術です。DNN(ディープニューラルネットワーク)と独自のマルチマイクアルゴリズムを組み合わせ、周囲の雑音から話者の声を分離します。同技術はEvolve2でもリアルタイム学習という形で搭載されていましたが、Evolve3では6000万件の音声データを用いた事前学習を加え、認識精度を引き上げています。

GNオーディオジャパンによれば、オープンオフィス環境での音声認識精度は99%以上とのことです。

発表会では渋谷の国道246号線沿いという騒音環境でのデモが行われ、PC内蔵マイクや一般的なコンシューマー向けヘッドセットと切り替えながらEvolve3の音声分離性能が実演されました。

▲騒音環境下、かつすぐ隣で他の人が大きな声で通話をしていても、Evolve3のマイクは装着者の声しか拾わないという性能の高さが披露されました

営業部部長の藤由氏は、「ブームレスでこの距離からマイクの性能を実現できるところまで来た」と説明しました。

装着具合も加味するアダプティブANC

アダプティブANCは、周囲の環境に加えてヘッドセットの装着状態もリアルタイムで検知し、ノイズキャンセリングの強度を自動調整します。

また、装着中に自分の声が聞こえなくなって声量が上がってしまうのを防ぐサイドトーン機能も備えており、ANCとの同時動作にも対応しています。

前モデルから大きく変わったデザイン

デザイン面では、Evolve2 85と比較してEvolve3 85はイヤーカップの厚みを37mmに抑え、35%のスリム化と23%の軽量化を実現しています。イヤーパッドにはグループ内のゲーミングブランド「SteelSeries」の技術を応用した通気性のあるファブリック素材を採用し、長時間装着時の蒸れを軽減しています。製品素材の50%以上に再生素材を使用しており、TCO Generation 10認証も取得しています。

2モデルの主な違いは装着方式です。Evolve3 85はオーバーイヤー型で遮音性を重視した設計、Evolve3 75はオンイヤー型で軽量性と通気性を重視しています。

▲上がオンイヤー型のEvolve3 75、下がオーバーイヤーのEvolve3 85
▲上がオンイヤー型のEvolve3 75、下がオーバーイヤーのEvolve3 85。表のデザインは似ていますが、イヤーパッド側が大きく異なります

カラーは日本市場では現時点でブラックのみの展開で、グローバルで展開中のウォームグレーの日本導入については現在検討中とのことです。

▲ウォームグレー、日本では欲しいという声は上がるものの、実際に出しても売れないのだとか

バッテリーと充電まわり

バッテリー持続時間はEvolve3 85が通話最大25時間・音楽再生最大120時間、Evolve3 75が通話最大22時間・音楽再生最大110時間(いずれもANC・ビジーライトオフ時)です。10分の充電で最大10時間使用できる急速充電と、ワイヤレス充電にも対応しています。また、バッテリーは交換可能な設計となっています。

▲ワイヤレス充電に対応(充電台は別売り)

AI音声入力を見据えた設計

Evolve3シリーズには、音声AIとの連携を想定した操作系統も用意されています。ミュートボタンを長押しすることで、接続先のデバイスの音声アシスタント(Apple製品ではSiri、AndroidではGemini、WindowsではCopilotなど)を直接呼び出せます。

テキスト入力と比べて音声入力は約3倍のスピードでAIへの指示が可能というデータも発表会中で示されました。

発表会には日本マイクロソフトのWindows&デバイス事業本部 シニアパートナーテクノロジーストラテジスト平井健裕氏もゲスト登壇。Windows 11のCopilot機能を音声で操作するデモが行われ、音声入力がビジネスシーンでのAI活用に有効なインターフェースになりつつあるという観点が共有されました。

管理ツールと接続仕様

接続はBluetooth Low Energyに対応し、事前ペアリング済みのUSBアダプターが同梱されます。アダプタを使わず、Bluetoothによるデバイスへの直接接続も可能で、主要なUCプラットフォームの認証を取得しています。

IT管理者向けには「Jabra Plus Management」ソフトウェアを提供。中央ダッシュボードからファームウェアの更新や設定の一元管理が行えます。エンドユーザー向けの「Jabra Plusモバイルアプリ」ではイコライザー調整や風雑音低減設定が可能です。なおJabra Plusのデスクトップ版は2026年後半に提供開始予定です。

価格と販路

公式サイトでの販売価格(税込)はEvolve3 85が7万1280円(充電スタンド付属モデルは7万6780円)、Evolve3 75が5万4780円(充電スタンド付属モデルは6万280円)です。価格はオープン価格で、企業向けのビジネスパートナー経由のほか、コンシューマー向けのECサイトでも購入が可能です。

Amazon 公式ショップでは 2026 年 3 月 3 日(火)~3 月 31 日(火)まで 5%OFF クーポンを配布中です。

なお、GNオーディオジャパンの安藤社長は発表会の中で、2026年後半にEvolve3シリーズのミドルレンジモデルも投入予定であることを明らかにしています。

▲左から、Microsoftコーポレーション Microsoftデジタル本部部長 久保田氏、GNオーディオジャパン藤由氏、GNオーディオジャパン代表取締役社長 安藤氏、Microsoftコーポレーション Microsoftデジタル本部本部長 山口氏

ガジェットなど好きなことをブログやWEBメディアなどに書いて生きています。ライター仕事は常に募集中

Dream Seedをフォローする
News
シェアする
Dream Seedをフォローする
タイトルとURLをコピーしました