
レノボ・ジャパンは2026年3月3日、Yogaブランドの最新世代「Lenovo Yoga Gen 11」シリーズを発表しました。ノート2モデル(Yoga Slim 7i Ultra Gen 11 Aura Edition、Yoga Pro 7i Gen 11 Aura Edition)が3月6日に発売となり、残る3モデル(Yoga Slim 7x Gen 11、Yoga Mini i Gen 11、Yoga AIO i Gen 11 Aura Edition)は順次市場投入予定とのことです。
975g・75Whバッテリーを両立したフラッグシップ——Yoga Slim 7i Ultra Gen 11 Aura Edition
Yoga Slim 7i Ultra Gen 11 Aura Editionは、重量約975g、最薄部約13.9mm(最厚部16mm)という構成で、75Whの大容量バッテリーを搭載した薄型軽量のプレミアムノート。

この軽さを実現するにあたり、パネルには通常の有機ELよりも約0.7mm薄いものを採用し、約80gの軽量化に寄与しているとのことです。高熱伝導グラファイトやアルミニウムバックプレートなど素材の見直し、細かなパーツ単位の積み上げで975gを達成しています。

ディスプレイは14型 2.8K(2880×1800)PureSight Pro OLED(120Hz VRR、最大1100nit)。プロセッサーはインテル Core Ultra 7 355(シリーズ3)を搭載し、メモリーは32GB LPDDR5X、ストレージは1TB SSDの構成です。インターフェースはThunderbolt 4を3ポート備えます。


キーボードはキーストローク1.5mm、キートップに0.3mmの凹み(スマイルシェイプ)を設けており、打鍵感の改善を図っています。タッチパッドは120×75mmの大型サイズでハプティクス対応。F2/F3キー横やEnterキーなど、タッチタイピング時に位置を把握しやすくするための突起(トップバンパー)も設けられており、アクセシビリティへの配慮も見られます。


天板には防指紋・防皮脂コーティングの「Yoga Coat」を採用。カラーはシーシェル(白系)が用意されています。バッテリーはRapid Charge Boost対応で、15分の充電で約2時間の駆動が可能とのことです。
なお、今回はYoga Slim 7i Ultra Gen 11のFIFAワールドカップ2026エディションも同時発表されています。

価格:329,780円(税込)〜 発売日:2026年3月6日予定
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 |
| ディスプレイ | 14型 2.8K(2880×1800)PureSight Pro OLED、120Hz VRR、16:10、最大1,100nit、100% sRGB / P3 / Adobe RGB、Dolby Vision対応 |
| プロセッサー | インテル Core Ultra 7 355(シリーズ3) |
| メモリー | 32GB LPDDR5X(9600MT/s) |
| ストレージ | 1TB PCIe Gen 4 M.2 SSD |
| バッテリー | 75Wh(Rapid Charge Boost:15分充電で約2時間駆動) |
| インターフェース | Thunderbolt 4 × 3 |
| 重量 | 約975g〜 |
| 厚さ | 最薄部約13.9mm |
クリエイター向けの15.3型——Yoga Pro 7i Gen 11 Aura Edition
Yoga Pro 7i Gen 11 Aura Editionは、パフォーマンス重視のクリエイター向けモデルです。インテル Core Ultra(シリーズ3)にNVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPUを最大構成として選択でき、バッテリーは84Wh。それでいて厚さは約16.7mmに抑えています。
このモデルの特徴のひとつが、タッチパッドへのWacomデジタイザー統合です。タッチパッド上でのペン入力が可能で、4096段階の筆圧検知に対応しています。

ポート構成はクリエイター用途を意識したもので、Thunderbolt 4×2、USB 3.2 Gen 2(Type-A)×2、HDMI 2.1、SDカードリーダー、コンボジャックと、一通りのインターフェースが揃っています。ディスプレイは15.3型 PureSight Pro OLED(最大1,100nit、VESA DisplayHDR True Black 1000対応)。Yoga Slim 7i Ultraと同様に1.5mmキーストロークのキーボードとハプティクス対応タッチパッドを採用しています。

価格:439,890円(税込) 発売日:2026年3月6日予定
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 |
| ディスプレイ | 15.3型(2560×1600)PureSight Pro OLED、最大1,100nit、VESA DisplayHDR True Black 1000 |
| プロセッサー | インテル Core Ultra(シリーズ3) |
| GPU | NVIDIA GeForce RTX 5060 Laptop GPU |
| メモリー | 32GB LPDDR5X(7467MT/s) |
| ストレージ | 1TB PCIe Gen4 M.2 SSD |
| バッテリー | 84Wh |
| インターフェース | Thunderbolt 4 × 2、USB 3.2 Gen 2(Type-A)× 2、HDMI 2.1、SDカードリーダー |
| 重量 | 約1.65kg〜 |
| 厚さ | 約16.7mm |
Snapdragon X2 Elite搭載で約30時間動画再生——Yoga Slim 7x Gen 11
Yoga Slim 7x Gen 11はQualcomm Snapdragon X2 Eliteを搭載した14インチモバイルノートです。重量は約1.14kg、バッテリーは70Wh。発表会では社内テストによる約30時間の連続動画再生という数値が紹介されました(正式なバッテリー駆動時間の公表値は後日とのことです)。

ディスプレイは14型 2.8K(2880×1800)PureSight OLED、90Hz、最大1,000nit。タッチ対応で、Dolby VisionやDisplayHDR True Black 600にも準拠しています。カメラは900万画素のMIPIカメラを搭載。インターフェースはUSB40Gbps(Type-C/USB4)×3構成です。今回の発表により、Yoga Slim 7iシリーズとして、Intel・AMD・Qualcommの3プラットフォームが揃うかたちになります。

発売時期:2026年6月以降予定(価格は発売時点で公開予定)
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 |
| ディスプレイ | 14型 2.8K(2880×1800)PureSight OLED、16:10、90Hz、最大1,000nit、100% sRGB / P3、Dolby Vision、DisplayHDR True Black 600、TÜV Low Blue Light認証、タッチ対応 |
| プロセッサー | Qualcomm Snapdragon X2 Elite |
| メモリー | 最大32GB LPDDR5X(8448MHz) |
| ストレージ | 最大1TB PCIe Gen4 M.2 SSD |
| バッテリー | 70Wh |
| インターフェース | USB40Gbps(Type-C/USB4)× 3 |
| 重量 | 約1.14kg |
0.65リットルの超小型デスクトップ——Yoga Mini i Gen 11
Yoga Mini i Gen 11は、インテル Core Ultra(シリーズ3)を搭載した容量約0.65リットルのミニPCです。片手で持てるサイズ感で、USB Type-Cケーブル1本で給電・映像出力・データ転送をまとめて処理できます。電源ボタンに指紋センサーを内蔵しており、ワンステップでのログインが可能です。

SSDの増設を容易にするワンステップオープン設計も採用されています。インターフェースはThunderbolt 4、USB 3.2 Gen 2(Type-C)×2、USB 3.2 Gen 2(Type-A)、HDMI 2.1、2.5Gbps LANを備えます。


発売時期:2026年4月中旬以降予定
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 |
| プロセッサー | インテル Core Ultra X7(シリーズ3) |
| メモリー | 最大32GB LPDDR5X |
| ストレージ | 最大2TB PCIe Gen4 |
| インターフェース | Thunderbolt 4、USB 3.2 Gen 2(Type-C)× 2、USB 3.2 Gen 2(Type-A)、HDMI 2.1、2.5Gbps LAN |
| 本体容量 | 約0.65リットル |
透明ベース+AIリズムライティングの31.5型一体型——Yoga AIO i Gen 11 Aura Edition
Yoga AIO i Gen 11 Aura Editionは、31.5型4K OLED(165Hz VRR対応)を搭載したオールインワンデスクトップです。本体支柱部分の下側が透明になっており、ディスプレイが浮いているように見えるデザインになっています。

「AIリズムライティング」は、下部のライトが音楽に合わせてパターンやウェーブで点灯する機能です。色や点灯パターンは変更可能とのことです。
人感センサーを搭載しており、ユーザーが離れると画面がロックされ、近づくと顔認証でログインするゼロタッチログインに対応しています。Harman Kardonのクアッドスピーカー、1,600万画素カメラ、4マイクを内蔵。USB-C入力にも対応しており、スマートフォンなどの外部デバイスの画面を大画面で表示することもできます。

発売時期:2026年5月下旬以降予定
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | Windows 11 |
| ディスプレイ | 31.5型 4K OLED(165Hz VRR) |
| プロセッサー | インテル Core Ultra X7(シリーズ3) |
| メモリー | 最大32GB LPDDR5X(9600MT/s) |
| ストレージ | 最大2TB PCIe SSD |
| インターフェース | Thunderbolt 4、USB 3.2 Gen 2(Type-C)× 2、USB 3.2 Gen 2(Type-A)× 2、HDMI 2.1 |
| カメラ | 1,600万画素 |
| スピーカー | Harman Kardonクアッドスピーカー |
日本初公開のAIソフト「FlickLift」
今回の発表会でデモが行われたFlick Liftは、Lenovo独自のオンデバイスAIを使った画像操作ソフトウェアです。海外では先行して紹介されていたものの、日本での公開は今回が初めてとのことです。
FlickLiftは専用アプリを都度起動する必要がなく、バックグラウンドで常時動作する設計になっています。写真を表示した状態でマウスカーソルを動かすとアイコンが現れ、そこから「背景を削除」を選ぶだけで自動的に被写体を認識して背景を切り抜きます。
複数の人物や複雑な構図の写真では、右クリックを約2秒長押しして残したい被写体を円で囲むと、その部分だけを残して背景を削除することもできます。切り抜いた素材はそのままPowerPointなどへドラッグ&ドロップで貼り付け可能です。
スマートフォンとの連携機能も備えており、スマホで撮影した写真をPC側へすぐに同期してFlickLiftで編集するといったワークフローにも対応しています。オンデバイス処理のため、クラウドへのデータ送信なしに動作するとのことです。
