AKASO 360 レビュー:3万円以下で始める、360度カメラ入門【PR】

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360度カメラといえば、多くの方がInsta360を思い浮かべるのではないでしょうか。スムーズな手ぶれ補正、使いやすいアプリ、豊富なアクセサリーと、360度カメラ市場のデファクトスタンダードと言っていい存在です。ただ、Insta360のフラグシップモデル「X5」は約7万円台、ひとつ前の世代の「X4」でも5万円前後という価格帯。「360度カメラには興味があるけど、ちょっと手が出しにくい」と感じている方も多いのではないでしょうか。

そんな中、AKASOから登場した「AKASO 360」は実売価格3万円を下回る、360度カメラ入門機として注目の製品です。今回、同社から製品を提供いただいたので、実際に使って感じたことをレポートします。

AKASOとはどんなブランド?

AKASOは2011年に米国シアトルで創業したコンシューマーテックブランドで、アクションカメラを中心に展開しています。2013年にAKASOブランドを立ち上げ、現在は本社を中国・深圳に置いています。年間50万台以上をグローバルに出荷しており、アメリカやヨーロッパでは「リーズナブルなアクションカメラ」の選択肢として認知されています。日本ではまだGoPro、Insta360ほどの知名度はありませんが、価格帯と性能のバランスで一定の支持を集めているブランドです。

▲360度ではないアクションカムもあります

外観とデザイン — アクションカメラらしい縦長フォルム

AKASO 360のサイズは約109.8×46.9×30.8mm、重量は約180g。前面に2.29インチの480×800ドットのタッチスクリーンを搭載しており、画面を見ながら直感的に操作できます。全体的なスタイルはInsta360製品に似ています。

▲上部の両面にカメラ、下部に2.29インチディスプレイを搭載

本体上部にデュアルレンズを配置。1/2インチの48MPセンサーで絞りはf/2.25。ボディの質感はプラスチック製ながら、グリップ部分には細かなテクスチャが施されており、持った感じは悪くありません。防水性能は具体的なIPX規格の表記はありませんが、メーカーによれば耐候性を備えており、雨天や雪中での使用も可能とのことです。

▲背面
▲ディスプレイ向かって右側面に電源ボタン
▲左側面にUSB-Cポートとバッテリースロット
▲バッテリースロット内にmicroSDカードスロットがあります(最大512GB対応)

周辺アクセサリーも充実

AKASO 360は周辺アクセサリーが豊富なのも特徴で、「バイクキット」や「ウィンターセット」「ドローンビューコンボ」「クリエイターコンボ」などが用意されています。今回は、クリエイターコンボ相当の内容を提供していただきました。

クリエイターコンボには、本体のほかに、バッテリー3個、充電ケース、見えない自撮り棒、保護ポーチ、USB-Cケーブル、レンズクロスが入っています。見えない自撮り棒や充電ケースとバッテリーのセットは個別にも購入可能です。

▲左から、充電ケース、保護ポーチ、本体の下に付いているのが見えない自撮り棒

この充電ケース、バッテリーを最大3個収納しながらまとめて充電でき、コンパクトなので持ち運びも楽です。バッテリー1個あたりの公称撮影時間は5.7K@30fpsで約60分。外出先でしっかり撮影したい場合は、複数バッテリーをまとめて運用できるこのケースが活きてきます。

▲充電ケースは、バッテリー3個を収納可能。USB-Cで充電でき、そのまま持ち運ぶことが可能。また、蓋の裏側にはmicroSDカードを2枚収納できる

撮影は気軽に始められる — とにかく録画しておけばOK

360度カメラの最大の魅力は「とりあえず録っておく」という使い方ができること。AKASO 360も同様で、細かい設定や画角の調整をしなくても、録画ボタンを押すだけで全方位が記録されます。「まずは撮影、構図はあとで」というコンセプトのとおり、撮影後にスマートフォンの専用アプリ「AKASO 360」から好みのアングルにトリミングして書き出せます。

映像の解像度は5.7K@30fps(360°動画)に対応。センサーはデュアル1/2インチ4800万画素CMOSで、写真は最大72MPの全天球撮影が可能です。写真にはJPGに加えてDNG形式でのRAW撮影(DNG8 RAWモード)にも対応しており、暗所でのダイナミックレンジ確保や、後からの細かな現像調整が必要な場面でも役立ちます。

また、被写体をAIが自動認識して追跡する「AIトラッキング」機能も搭載。設定しておくと、フレームの中心に被写体をキープし続けてくれるので、スポーツやアクティビティの撮影でも活用できます。

実際に撮影した映像を確認すると、解像感は十分で細部もしっかり描写されています。一方で、明暗差が大きいシーンではハイライトが飛びやすく、ダイナミックレンジはやや狭く感じました。この価格帯の製品としては許容範囲内ですが、逆光や明暗差の激しい環境での撮影では意識しておく必要がありそうです。

▲シンプルな動画。逆光ですが、問題なく撮影できています
▲360度カメラらしく球形の動画(にすることも可能

Insta360 X4と比較

参考として、Insta360 X4で撮影した映像と比較してみました。

▲AKASO 360(左)とInsta360 X4(右)

手ぶれ補正に関しては遜色がないレベルですが、比べてみると、描写の精細さやダイナミックレンジの広ではX4が上回ります。ただし、両者の価格差は2万円以上あります。 

▲単体では気になりませんでしたが、比べてみるとAKASO 360のほうがやや白っぽくなっています

日常のVlogやアクションスポーツのカジュアルな記録であれば、AKASO 360でも十分実用的な映像です。360度カメラを初めて試してみたい人にInsta360を強くすすめるのは価格的にハードルが高く、そういった意味でAKASO 360は「入門機」として現実的な選択肢になるのではないでしょうか。

アプリで広がる360度らしい表現

専用アプリ「AKASO 360」はユーザー登録不要で使用でき、起動も比較的スムーズです。カメラとの接続はWiFiで行います。接続まで多少手間取る場面もありましたが、一度繋がれば映像の確認やダウンロード、編集もひとつのアプリ内で完結します。

通常のトリミングやアスペクト比の変更に加え、360度カメラならではの「惑星」や「水晶玉」といった独特の画角での書き出しが楽しめます。これらのエフェクトは見た目のインパクトがあり、SNSへの投稿映えを狙いたい場合にも活用できそうです。

▲アプリ上ではトリミングはもちろんのこと、惑星などの独特の画角に編集可能。また、音楽を追加したりすることもできる

また、アプリ内には360度撮影ならではのテクニック(見えない自撮り棒の使い方、水平維持のデモなど)も紹介されており、初心者でも参考にしながら試せる構成になっています。

▲面白い映像を撮るためのテクニックも紹介されており、指示に従って編集するだけで自分でも簡単に作れます
▲アプリの指示に従って編集した動画。「インセプション風スピン」

スマートフォンアプリに加え、PC用の編集ソフト「AKASO 360 Studio」も無償で提供されています。Windows/macOS両対応で、より細かな編集作業を行いたい場合はこちらを活用する選択肢もあります。

まとめ — 360度カメラの入門機として十分実用的な一台

AKASO 360は、決して最高性能の360度カメラではありません。しかし、3万円以下という価格で5.7Kの360度動画を手軽に撮影でき、、スマートフォンアプリからPC用ソフトまで編集環境が整っているのは、この価格帯としては十分な内容です。

「360度カメラを試してみたいけど、いきなり高価なモデルに手を出すのは怖い」という人にとって、AKASO 360は現実的で良心的な入門機です。まず360度撮影の面白さを体験したい人には、選択肢のひとつとして考えてみてもいい一台です。

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