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四十の手習い

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Sketch
Sketch / inorman88

私もついに先週40歳になってしまいました。10代の頃は自分が成人するなんて信じられなくて、20歳では30歳のおじさんになった自分を想像することもできず、30歳になってみたら20歳の頃とたいしてかわらないんじゃないかと思うようになり、40歳になったらやっぱり自分が40歳なんて信じられなかったりします。要するに精神年齢は一向に成長していないということですね。

それでも老後の事を考えるとなにかしら趣味を持ったほうがいいのではないかという気がしてきています。私はこれまで趣味らしい趣味、長続きした趣味を持ったことがありません。レザークラフトはどうなんだと言われると、確かに興味があって始めたことではあるけれど最近ではヤフオクで売るものは別として必要な物しか作っていないので趣味とはちょっと違う気もします。

辞書で趣味を引いてみると「仕事・職業としてでなく、個人が楽しみとしてしている事柄」とありました。作っている間は楽しいけれど、楽しみにしているかというとやっぱり違うかなと。どちらかというと作れるから作るという感じです。この点は料理も同じです。ほぼ毎日料理をしていて料理をするのも好きですが、別段楽しみにしているわけではありません。本もよく読むけれどこれまで何度も書いているように通勤時間にしか読まないので趣味と言うよりは時間つぶしの意味合いが強いです。

こうやって考えていくと、やっぱり趣味らしい趣味を持っていないのではないかと。これはイカンと思ったりするわけです。四十の手習いではないですが、何か始めないといけないのではないかと妙に焦ったりしています。ところでこの「四十の手習い」という言葉、実は辞書には載っていませんでした。正しくは「六十の手習い」で意味はそのまま「60歳で習字を始めること。年をとってから物事を習うたとえ。」とのこと。これがいつの間にか40歳として使われているのが「四十の手習い」のようです。なぜ20歳若くして使われ始めたのかとても興味があるのですが、少し調べただけではわかりませんでした。これは継続して調べてみたいと思っています。

閑話休題。そんなわけで何か手軽に始められ、かつお金のかからない趣味は何かないかと考えたところ、スケッチとかどうだろうと思い至りました。写真も考えたのですが、アクティブに外に出ることは少なそうだし、絶対レンズとか集めたくなるだろうし。その点スケッチであれば室内でできるし、道具も紙と鉛筆だけで済むし。上達したら水彩に進むというステップアップも可能っぽい。というわけでボチボチとスケッチをはじめてみようかと思っています。

とりあえずは紙と鉛筆を買わないと。なんだかんだでやっぱりお金がかかるのだなぁ。

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