名前だけはよく聞くけどあまりなじみがあるとはいい難いIPv6ですが、本日6月6日から世界の主要WEBサービス、ISPなどがIPv6でのサービスを開始します。参加しているのは企業にはGoogleや米Yahoo、Facebookなども含まれてます。
これに伴い、NTTのフレッツ網を使っている場合には「IPv6-IPv4フォールバック」という問題のため、一部のサイトの表示が遅くなったり、表示されなかったりする事態が発生する可能性があるので注意が必要です。この記事、2007年のものですが、実はまだ根本解決はしてないんですよね。
一応、国内の主要ISP側で対策を施すようですが、JAIPA(日本インターネットプロバイダー協会)のサイトで各人で行える対策を掲載しているのでフレッツを使っている人は見ておいても損はありません。
で、この対策というのが「IPv6を使用しない」という消極策であることが問題な気がするんですよね。GoogleやFacebookなどは日本からのアクセスにはIPv6サービスは利用させないという方針のようです。
世界的にIPv6に移行する中で日本だけがIPv4を使わざるを得ない状況ということで「ネットワークまでガラパゴス化するのか」と揶揄されたりしているわけですが、当面は問題ないとしても今後IPv6を前提としたサービスが登場してきても日本だけは蚊帳の外という状況が発生してしまいます。
なんとかならんものですかねぇ。
なお、この問題についはGeekなページで詳しく説明されています。
(via World IPv6 Launch)