Kindleが国内で発売開始されてからもうすぐ2か月。Kindle Storeで電子書籍をガシガシと購入している人も多いと思います。ただ、そういう人たちでも意外と知らない場合があるのがKindleコンテンツ(電子書籍)の扱いです。
今更な話ではありますが、Kindleストアで購入した電子書籍は、購入者のものではありません。Kindleストアで販売しているのは、電子書籍を閲覧・表示する権利だけです。
これについては、AMAZON KINDLEストア利用規約にもちゃんと記載されています。
Kindleコンテンツのダウンロードおよび当該料金(適用される税金を含む)の支払いが完了すると、当該コンテンツプロバイダーからお客様に対して、Kindleやリーダーアプリケーションまたはその他本サービスの一部として許可される形で、Kindleストアより指定された台数のKindleまたは対象機器上でのみ、お客様個人の非営利の使用のみのために、該当のコンテンツを回数の制限なく閲覧、使用、および表示する非独占的な使用権が付与されます。Kindleコンテンツは、コンテンツプロバイダーからお客様にライセンスが提供されるものであり、販売されるものではありません。
この利用規約にはDRMを解除してはならないなどについてもちゃんと記載されています。ネットで探すとDRMの解除方法が見つかったりもするのですが、利用規約違反になるのでやめておきましょう。利用規約に違反した場合、Kindleストアで購入したすべてのコンテンツにアクセスできなくなります。
お客様が本契約のいずれかの条項に違反した場合、本契約に基づくお客様の権利は、自動的に解除されます。このような契約の解除に至った場合、お客様はKindleストアおよびKindleコンテンツの使用をすべて中止しなければならないものとし、アマゾンは、料金の払戻しを行うことなく、KindleストアおよびKindleコンテンツへのお客様のアクセスを直ちに無効にすることができます。
コンテンツを販売しているのではなく、コンテンツを利用するライセンスだけを販売しているというのがKindleストアです。他の電子書籍ストア、例えばSonyのReader Storeではライセンスではなくコンテンツを販売しています。
ライセンスだけであるならもう少し安くしてくれてもいいんじゃないかと思うのだけどなぁ。それでも便利だからガシガシと(ライセンスを)購入しちゃうのだけど。