西暦1500年ごろに制作され、宇宙世紀0096年にはビスト財団の手に渡っていた6枚のタペストリー「貴婦人と一角獣」。このブログでも以前紹介したことがありますが、現在はフランスの中世美術館に所蔵されています。その「貴婦人と一角獣」が4月に日本初来日するとのことです。
6連のタペストリーにはそれぞれ「触覚」「味覚」「嗅覚」「聴覚」「視覚」そして「我が唯一の望み」というタイトルが付けられています。
最後の「我が唯一の望み」は解釈が定まっておらず、Wikipediaによると
この一枚のタペストリーはさまざまな解釈を引き出してきた。解釈の一つは、若い貴婦人がネックレスを小箱にしまっているのは、他の五感によって起こされた情熱を、自由意志によって放棄・断念することを示しているとする。別の解釈では、この場面は五感の後に来る「理解すること」という六番目の感覚を指しているという。また、愛や処女性、これから結婚に入ることを示しているという解釈も存在する。
とのこと。
こういういのは実際に自分の目で見て感じるしかないですね。
「貴婦人と一角獣」今回日本初来日ですが、そもそもフランス国外に出るのは今回が2度目で1度目は1974年のアメリカ、メトロポリタン美術館だったそうです。楽園のカンヴァスを読んだ後だけに、キュレーターがどのような交渉をしたのかも気になったり。
それはともかくとして、今後はフランスに行く以外実物を見る機会はそうそう無さそうなので、この機会にぜひとも見に行きたいと思っています。
(source 貴婦人と一角獣展)