先日Androidの担当責任者を退いたアンディ・ルービン氏が東京で行われた新経済サミット2013で公演し、Androidはもともとカメラ用のOSとして開発されていたという話を明らかにしました。
それによると、ルービン氏と他のAndroid社の創始者は、デジタルカメラのデータを有線、無線でホームネットワークやクラウド上に共有するためのツールとしてAndroidを開発しており、2005年にGoogleに買収されたあともこのスタンスは変わっていませんでした。しかし、デジタルカメラ市場の成長が鈍化するの合わせて事業計画を刷新し、5ヶ月後にはスマートフォンのプラットフォームとして再出発することになったそうです。当時はライバルとして気にしていたのはMicrosoftとSymbianで、iPhoneの心配はまったくしていたかったとも言っています(iPhoneが発表されたのは2007年1月)。
現在、Androidは家電製品への組み込みも進んでいますし、Galaxy Cameraなどのカメラ向けOSとしても採用され始めています。こう考えると、当初の目的がやっと達成されはじめたと言えるのかもしれませんね。