おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?
「おまえは今まで食ったパンの枚数をおぼえているのか?」という有名な台詞があります。ジョジョの奇妙な冒険第1部でジョジョの「きさま、いったい何人の生命をその傷を癒すのに吸い取った?」という質問にDioが答える代りに口にした台詞です。
ネットでも(改変を含めて)よく見かけるし、以前からずっと気になっていた台詞ですが、もちろん今までに食べたパンの枚数など覚えているわけありません。しかし、かの有名なフェルミ推定を使えば概算で計算できるはず。というのわけで、なんとなく計算してみました。
前提として「枚数」ということになっているので、カウントするのは食パン、サンドイッチ類に限ります。菓子パンや総菜パンはどうなのか?という問題は残りますが、それらは「枚」とは数えないと思うので除外して考えます。
仮定してみよう
実際に仮定を始めてみます。
まず、私のこれまでの人生においてパン(食パン)が主食だった時期はありません。だって日本人だもの。そのくせパスタが主食だった時期は存在するけれども。そんなことよりパンですが、主食にしていた時期はありませんが、大学時代は昼食によくサンドイッチを持参していました。たんにお金がなかっただけですが。
大学4年間毎日大学に行っていたわけではなく、大学に行っても昼前に帰ったり午後からの講義のときもあったし、学食で食べることにありました。なので実際に昼にサンドイッチを食べた回数を推論すると、
- 大学は4年間だが4年目は学外で研究していたので実質3年間
- 講義があったのは、8月~9月、2月~3月以外の8か月
- 週4日大学に通ったとして1か月で約20日
- 平均すると週の半分くらいはサンドイッチを食べていた
以上のことから、私が大学時代に食べたサンドイッチの枚数は
$latex (20 / 2) * 8 *3 = 240 $
あたりだと推定できます。
もちろんこれまでの人生で大学時代にしかパンを食べていなかったわけではなく、大学時代にしても家で食パンを食べることもあったのでこれだけでは不十分です。
最近のことから仮定していくと、ここ1か月ほどは会社で毎日サンドイッチを食べています。それ以前にも昼食にサンドイッチを食べることはありましたが、多くても月5回くらいだと思います。なので、ここ1か月(20日間)は毎日サンドイッチを食べ、それ以前の18年間は5回/月サンドイッチを食べていたと仮定します。
社会人になってから家で食パンを食べる機会はほとんどありません。とくに子供が生まれてからは、平均すると月に1枚食べるかどうかというところなので、ここでは子供が生まれた6年前から毎月1枚食パンを食べていると仮定します。子供が生まれる前もそれほど食べていたわけではありませんが、たまに食パン(6枚切り)を買っていたのでそれを食べきらないともったいない。というわけで、社会人になってから子供が生まれるまでの12年間は毎月6枚の食パンを食べていたと仮定します。
問題はそれ以前なのですが、週に1回くらいは食パンなりサンドイッチになりを食べていた気がします。このとき、たいていは1回あたり2枚食べていました。なので、大学卒業までの23年間は週1回パンを2枚食べていたと仮定します。
結論
上記をまとめると、
- 直近1か月(25日)は出社時に毎日サンドイッチを食べている
- それ以前の18年間(18年5ヶ月)は5回/月サンドイッチを食べていた
- 大学卒業までの23年間は2枚/週パンを食べていた
- 大学時代、昼食に食べたサンドイッチは240枚
- 社会人になってから子供が生まれるまでの12年間は6枚/月のパンを食べていた
- 子供が生まれてからの6年間は1枚/月のパンを食べていた
ここから導くと、
$latex
25 + (((18 * 12) + 5) * 5) + ((23 * 12 * 5) * 2) + 240 + ((12 * 12) * 6) + (6 * 12) = 5066
$
というわけで、私がこれまでに食べたパン(サンドイッチ含む)の枚数は5,066枚あたりではなかろうか。6枚切りで考えると約844斤。1斤に2点の山崎春のパン祭りの応募シールが付いているとすると1688点分。1口25点で67口分。
全体を通してだからどうしたと言われても困ります。実に無益な計算だ。
集英社
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