PCゲームのダウンロード販売プラットフォームであるSteamが、リビング向けのSteam OSを発表しました。発表といっても完成品のお披露目があったわけではなく、現在開発中で近々公開しますよ、という発表です。
steamは大手ゲームメーカからインディーズまで、有償無償を問わず様々なゲームが集まっている一大プラットフォームでWindows版以外にもMac、Linuxで利用が可能です。Steamは日本語にも対応しており、今回の発表についても日本語コンテンツが用意されています。
このSteamが、リビングのテレビに繋いで利用することを想定しているLinuxベースのsteam OSを開発中とのことです。
すでに存在する数百のsteam向けゲームがsteam OS上でネイティブに動作するほか、ネイティブ対応していないタイトルもホームストリーミングによってPC上で起動したものをsteamOSにストリーミング再生が可能。ホームシェアリングや家族用アカウントなどリビングでの使用を意識した機能も追加されるようです。
また、steam OS向けにAAAタイトル(要するにビッグタイトル)のゲームも用意されており、これについては別途発表があるとのこと。
そしてこのSteam OSは永久無償でダウンロードが可能になるそうです。
まだまだ詳細が明らかになっていませんが、ティザーサイトにはスロットがあと2つ用意されているので、少なくともあと2回はなんらかの発表があるようです。
リビングルームをめぐる争いはPS4やXboxなどのゲームコンソールに加えて、AndroidやApple TVなども進出済みでかなりの激戦となっています。はたしてこの中で、後発で決してメジャーとは言えないSteam OSが生き残れるのかは疑問ですが、とりあえず今後の発表に注目してみたいと思います。