世界で最も売れているWindowsデバイスはLumia 520。そんな話がsoftpediaで伝えられています。
Microsoftの内部会議で報告されたという情報ですが、Windows PCやタブレット、他のWindows Phoneを押さえて、Nokiaの低価格スマートフォンLumia 520が今最も売れているのだそうです。具体的な数字が出ていないので、この情報が本当かどうかの判断もできませんが……。
Lumia 520は今年の3月に発売されたエントリークラスの端末で、発売時の定価でさえ2万円を切る低価格端末でした。スペック的にもこれといった特徴はないのですが7月に行われたユーザイベント、Nokia Con 2013では、Windows Phoneジャーナリスト山口さんがNokiaのツートップ端末に挙げていました(もう一つはLumia 1020)。こういうのを先見の明というのですかね。そういえば、先日Microsoftが出した新聞広告にもLumia 520が使われていました。
Nokiaの(というか一般的にモバイル端末の?)販売戦略では「Next Billion(次の10億人)」というのがよく聞かれます。これは現在スマートフォンなどを所有している比較的裕福な人々ではなく、現在は持っていない低所得者層や新興国向けの戦略で、ここを狙った端末が低価格なLumia 520であったり、Ashaシリーズであったりするわけです。Lumia 520でも、本当の新興国向けだとまだまだ高価なのですが、そこまで貧困(というと語弊があるかもしれないですが)ではない低所得者層に支持されているのでしょうね。
こういう点ではNokiaの戦略は間違っていなかったということになるのでしょうが、Microsoftによる買収でどうなっていくんですかね?
(via PhoneArena)
(source softpedia)