どこかの羊な執事と違い、今や世界一有名と言ってもいいパーソナルアシスタントSiriの声の持ち主、という人が現れました。名前はSusan Bennett。
英国、オーストラリア版のSiri(男性の声)の人はすでに名乗りでていたのですが、これまでオリジナルの米国版Siri(女性)の声の持ち主は見つかっていませんでした。そんなか、先月、the VergeがAllison DuftyがSiriの声の持ち主だと思わせる動画を公開し大きな話題となっていたようです(まったく知りませんでしたが……)(動画内ではAllison DuftyがSiriの声だとは言っていないのですが、「How Siri found its voice」というタイトルと合わせて、彼女がSiriだと勘違いした人が続出したとのことです)。しかし、当のAllison Duftyはそれを完全に否定していたのですが、それについての問い合わせが殺到し困惑していました。そんな事態を見かねてSusan Bennettが名乗りをあげたということのようです。
SusanはCMや電話の自動応答の音声、デルタ航空のターミナル内での音声案内などを行っているプロの声優(ナレーター)です。2005年7月にScanSoft(後にNuanceが買収。NuanceはSiriの音声認識エンジンに技術提供を行っている)の仕事で1日4時間、毎日音声を録音していたとのこと。ただし、最終的にどのように使われるかは知らなかったそうです。
2011年10月にiPhone 4sでSiriがデビューした際、彼女はiPhoneを持っていなかったのですが、彼女の友人が気付き教えてくれたそうです。その後、自分で聞いてみて自分の声だと確信したそうです。
しかし、Siriの声を担当した人がSiriを使うと奇妙な感覚になったりするのですかね?端末に話しかけて自分の声で返答されたら……なんかやだな。森本レオとかつぶやきシローとか、特徴のある声の人がSiriの声をやると面白そう。