本体を分解しようとすると自爆する、そんなスパイアイテムのようなスマートフォンが登場しました。ボーイングのBlackです。
このスマートフォン、自爆するという仕様からもわかるように、一般販売は想定されていません。販売時には秘密保持契約を必要とし、想定している相手は「主に防衛・国家安全保障関連の政府機関や、そうした機関の仕事を請け負う企業向け」ということです。
Dual SIM構成ですが、片方は一般のSIM、もう一方は政府機関の専用ネットワーク用になっています。
自爆といっても派手に爆発するわけではなく、内部ストレージを破壊して起動不能になるということのようですね。分解ができないので修理対応も行わず、保守部品の販売もないそうです。
当然FCCも認証を受けますが、その性質上、データの大部分を非公開にするように求めているとのことです。
現在、米政府では大統領をはじめとする一部の人が通称オバマベリーというカスタマイズされたBlackBerryを使用していますが、これらに対抗して売り込みたいみたいですね。
ちなみに、ボーイング社内部ではBlackBerryが使用されているそうですよ。
ところで、日本の政府はどんな端末を使ってるのか?
(via Wired)
(source ars technica)