いつの間にか世間はずいぶんとSFチックなことになっているようです。
日経に「グーグルも導入 突然登場した「量子コンピューター」 」という記事が掲載されていました。量子コンピュータなんてまだまだ先の話、と思っていたら一部ではすでに実用化されていたのですね。
この量子コンピュータを開発・製造しているのはD-Waveという会社。初の量子コンピュータはD-Wave Oneという名称で2011年に登場し、2012年にはさらに高性能なD-Wave Twoがリリースされています。
量子コンピュータというと、ものすごく汎用的なイメージがありますが、D-Waveで使用しているのは量子アニーリング(量子焼きなまし法)という手法を用いるもので、汎用性はなく組み合わせ最適化問題に特化したシステムであるということです。
ただ、D-Waveが量子コンピュータであるかどうかはまだ議論の真っ最中のようです。
計算結果を検証しようにもスーパーコンピュータでも現実的には解が出せないので、D-Waveの出した計算結果そのものがあっているかどうかはわからない、という状況になるのは容易に想像できますね。
そんな量子コンピュータについては、昔読んだ本ですが、下記がわかりやすかった気がします。
もう10年も前の本なので、最近ではもっと違ったいい本があるのかもしれませんが……。
(source 日本経済新聞)