総務省が、
訪日外国人が我が国の世界最高水準のICTを「サクサク」利用できるよう、選べて(Selectable)、使いやすく(Accessible)、高品質な(Quality)、ICT利用環境を実現することを目指したアクションプランとして、「SAQ2サクサク JAPAN Project 」を取りまとめましたので、公表します。
ということで、SAQ2 JAPAN Projectなるものを発表しました。
要するに、東京オリンピックに向けて、海外からの旅行者が大勢来るけどその際の種々の問題をどうするかっという話です。
問題として揚げられているのは、
- 無料Wi-Fiの整備促進と利用円滑化
- 国内発行SIMへの差し替え等によるスマートフォン・携帯電話利用の円滑化
- 国際ローミング料金の低廉化
- 「言葉の壁」をなくす「グローバルコミュニケーション計画」の推進について
の4つ。
この中でも1と2については、国外から持ち込まれた技適のない端末をどうするかという点にも触れられています。
「海外から持ち込まれる、我が国の技術基準を満たすことを予め確認していない移動通信端末の利用について整理が必要。」という部分です。
この件については「平成26年度中に検討・結論」ということなので、技適マークのない端末の国内での取り扱いについて何らかの結論が出されるようです。
実際問題として、例えば米国のFCCなどと相互認証にしてFCCの認証を受けていれば国内での利用をOKとするなどの処置になるんじゃないかと思うのですが、その場合でも「国外からの旅行者に限る」とか「一時利用に限る」などの制限が付きそうな気がします。
あるいは、入国の際に申請してもらい、1台ずつ登録するとか? やってられないだろうなぁ。
とりあえずどういう方向に話が進むのか、今後が気になる話題です。
(via blog of mobile)
(source 総務省)