1回シャッターを押すだけで360度撮影が出来る全天球カメラというとRICHOのThetaを思い浮かべますが、Kickstarterでも新しい全天球カメラが登場しています。
360Camというストレートな名前のカメラですが、ぽっちゃりとした筐体にレンズが3つ付いています。そしてこのカメラ、世界初のフルHD撮影が可能な全天球カメラだということです。
Thetaの画素数がよくわからなかったのですが、画質については粗いというレビューが多いようなので、スペック的には360Camのほうが上なんでしょう。世界初を謳うぐらいだし。
動画はフルHD撮影が可能で静止画は8MPとなるようです。ちなみに全天球といいつつ360° x 300°になっているのは、真下が撮影できないためです。
そしてこのカメラ、スペックだけでなく様々なオプションが充実しています。まず水中撮影用のゴーグル。360Cam自体はIPX8相当の防水です。じゃぁなんで水中用のゴーグルが必要かというと、防水のためではなく水中での歪みを無くすため。人が水泳の際にゴーグルをするのとまったく同じ理由です。
たしかになぁ。気にしたことなかったけどこれは必要だよなぁ。
本体はWiFiに対応していますが、別途有線LANのアダプタも用意されています。そして凄いのが、このLAN、PoE対応です。PoEハブからLANケーブルを繋げばバッテリの心配をすることなく撮影をすることが出来ます。
ちなみにPoEというのはLANケーブルを使って電力も供給できる仕組みです。専用のハブが必要になりますが、本体側ではLANケーブル以外に電源ケーブルが必要無くなります。
そして電球ソケットアダプタまで用意されています。これをつけて電気のソケットに挿しておけば監視カメラとして利用可能というすぐれもの。
360Camは現在Kickstarterで出資募集中ですが、$150,000の目標に対して、すでに$1,000,000以上の出資を集めています。出荷は11月ということになっていますが、Kickstarterで人気が出すぎたプロダクトの常としておそらく大幅に遅れるでしょう。
現在早割系は軒並み売り切れになっており、一番安いのが$349となっています。日本への出荷は別途$20必要です。
(via マイナビニュース)
(source Kickstarter)