噂のAmazon製スマートフォン、Fire Phoneが発表されました。
特徴としてはなんといっても前面4隅に配置されている特殊なカメラ。カメラと言っても撮影するわけではなくセンサー的な使い方です。このカメラを使い使用者の目の位置をトラッキングすることで画面に3D効果を追加できます。
この辺りは実際に動画をみるとわかりやすいと思います。Fire Phoneのページに3D効果の動画があります。
またモーションジェスチャーを使って、本体を傾けてメニュー表示なども可能(アプリ次第)。
もう一つの特徴がFireFlyという機能です。
背面のカメラを使ってポスターや雑誌、名刺などのテキストを認識し、電話番号やWEBアドレス、メールアドレスを取得することが可能。また、家庭用品やDVD、本、TVゲームなどAmazonで扱っている製品も認識して詳細を表示したり、Amazonで注文したりすることが出来ます。
そして、TVで再生している映画や番組も認識して俳優や出演者の情報も表示できるとか。さらに流れている音楽を認識してアルバムを購入したりも出来るようです。
画面の3D効果よりも、むしろこの機能のほうが凄いですね。
背面カメラは光学式手ぶれ補正付きの13MP。撮影した写真や動画はAmazonのCloud Driveに無料かつ無制限でアップロードができるとのことです。
そして先日話題になったMayDay機能も利用可能。
米Amazon、Kindle Fire HDXのメーデーサービスに寄せられた変わった質問などを公開 – Dream Seed
応答目標は15秒以内だそうです。
そんなFire Phoneの主な仕様は下記。
- ディスプレイ:4.7インチ 1280 x 720 315ppi
- プロセッサ:Snapdragon 800 2.2GHzクアッドコア
- RAM:2GB
- ストレージ:32/64GB microSD非対応
- カメラ:13MP(OIS)/2.1MP
- サイズ:139.2 x 66.5 x 8.9 mm
- 重さ:160g
- ネットワーク:UMTS/HSPA+/DC-HSDPA (850, 900, 1700/2100, 1900, 2100 MHz), LTE (Bands 1, 2, 3, 4, 5, 7, 8, 17, 20)
フレームはラバー製で前面と背面はゴリラガラス3、ボタンはアルミで出来ているようです。
対応周波数的には希望の持てる内容です。これは米国外での販売も計画しているのかな?
とりあえず今のところは米AT&Tの独占供給ですが、契約なしでも購入可能。32GBが$649(約66000円)となっています。契約はありませんがSIMロックはかかっているものと思います。発売は7月25日。現在Pre-Order受付中となっています。
Fire TVのように日本のアカウントは使えないのだろうけど、ちょっと使ってみたいなぁ。