LGのフラッグシップG3はワイヤレス充電に対応していますが、米AT&Tモデルとして発売されているLG-D850はワイヤレス充電の規格としてWPC(qi)ではなく、PMA(Power Matters Alliance)を採用しているということです。
PMAを搭載したスマートフォンってこれまで覚えがないのですが、G3が初なのかな?
PMAの採用理由としてAT&Tがqiの搭載を認めなかったということですが、AT&TはもともとPMAの主要メンバーであり、qiを認めなかったというのも頷けます。
また、スターバックスが全米店舗でワイヤレス充電のサービスを開始すると発表していますが、この規格もPMAです。
米スターバックス、全米店舗でワイヤレス充電サービスを開始へ 充電規格はqiとは互換のないPMA – Dream Seed
AT&Tがqiを拒否してPMAの採用を薦めたのには、こうした背景も関係していると思われます。
qiとPMAは同じワイヤレス充電ですが、お互いに互換はありません。どちらとも互換を持たせるという第3の規格A4WPというのをSmasungが進めていますが、まだ製品化はされておらず海の物とも山の物ともつかない状態です。
もともと米国ではPMAが強く、欧州、アジアではqiが強いという情勢ですが、今後米国から端末を購入する際にはワイヤレス充電の規格にも気をつける必要がありそうですね。
(via blog of mobile)
(source xda-developers)