非公式なNokiaユーザーイベント、Nokia Con in Japan 2014に参加してきました

毎年恒例になりつつある、国内最大規模のNokiaユーザーイベント Nokia Con in Japan 2014に参加してきました。

今年もNokiaユーザイベント Nokia Conが開催されます – Dream Seed

今年は海外大手ガジェット系サイトにも（勘違いから）注目されていたりしましたが、Nokiaがいない、そしてWindows Phoneすら過去に1機種しか販売されていない日本でのイベントということで珍しがられているというのもあるんでしょう。

まずはピードラさんによる「Nokiaは今どうなっているのか」という講演。

Microsoftによる携帯端末部門の買収がおこなわれ、Nokia自身が携帯端末を作れなくなりましたが、そんなNokiaがいまどうなっているのかという話から、Microsoftの今後のスマートフォン戦略予想まで幅広い内容でした。

続いてジミニーさんによるWindows Phone 8.1の紹介。

Windows Phone 8.1になり、音量の設定が着信系とメディア系で別々に設定できるようになったり、アクションセンターが追加されたりと細かい使い勝手が改善されてきているようです。

スクリーンショットの撮り方が電源ボタン+Windowsボタンから電源ボタン+ボリュームアップに変わったのは、8.1からオンスクリーンキーの機種が出てきたためとのこと。

次は日本Microsoftの高橋さんの話。有名なエバンジェリストのかたですね。

Windows Phone 7からWindows Phone 8になぜアップデートが出来なかったのか、Windows Phone 8.1で（内部的に）何が変わったのかなどの話が中心でした。

Windows Phone 8.1になって、Windows 8.1とのユニバーサルアプリも作れるようになったとのこと（アプリのソースコードがWindows 8.1用のものと90％が同じにできるとのこと）。

また小ネタとして、Lumia端末とWindows 8デバイスをBluetoothでペアリングしておくと、Lumia側で一切操作をしなくても、Windows 8側からテザリング（インターネット共有）がONにできるのだそうです。これは知らなかったなぁ。

ところで、部署名がこの6月に「デベロッパー＆プラットフォーム統括本部（DPE）」から、「デベロッパーエクスペリエンス & エバンジェリズム統括本部（DX)」に変わったそうです。この「デベロッパーエクスペリエンス」という部署名はNokiaが持っていたもので、Nokiaを買収したことによりNokia側の部署名ではなく、Microsoft側が部署名を変更したとのこと。この辺りでもNokiaの精神を受け継いでいますよということでした。

最後は携帯研究家の山根さん。

相変わらずのNokia愛です。Nokiaのブランドは携帯電話、スマートフォンからは消えてしまうかもしれないが、Microsoftから出てくる新しい端末にはどこかしらNokiaらしさが感じられるのではないかとのこと。

Nokiaは現在ネットワーク会社として再生を図っていますが、現在の市況を鑑みるとこの選択は正しかったのではないかという携帯ジャーナリストらしい話もでていました。

そして座談会。左端から週アスのつばささん、ACCNさん、ピードラさん、山根さん。

週アスACCNさんや山根さんからNokia絡みの思い出話など。Nokia全盛期にはプレスカンファレンスのおもてなしで、1週間くらい観光をさせてくれたり、ダイヤモンド工場を見学したりといったこともあったそうです。

現在は250万円くらいあれば端末が作れるということなので、山根さんがぜひとも作りたいという話をされていました。

そしてこのイベントのお楽しみといえばじゃんけん大会。今年はLumia 800が37台提供されるという大盤振る舞いで、他の端末を含めて参加者の8割〜9割の人が何かしらの端末を持って帰ったんじゃないかと思いますが、私は見事に外れました……。いいんです。Lumia 800持ってるし。でもLumia 630欲しかったなぁ。先日のスマートウォッチで運を使い果たしかも。そういえば週アスのACCNさんが同じスマートウォッチの色違いを着けていました。

そんなわけで今年の成果はMicrosoftタオルとNokia Xのリアケース、週アスの防水ポーチ、Nokiaスタンド。