IDCの調査によると、アジア圏では通話もできるタブレットがトレンドになっているようです。
日本を除くアジア太平洋地域(APeJ:Asia-Pacific excluding Japan)での第2四半期のタブレット出荷台数は1380万台で、このうち25%にあたる350万台が通話機能を備えたモデルだったということです(IDCの調査では、7インチ以上をタブレットとして定義しています)。
この台数、第1四半期では15%で実に60%の増加率ということです。
特にインドとインドネシアでは通話機能付きモデルの割合が50%を超えており、新興国で需要があることが伺えます。この状況を踏まえて、各メーカーも通話機能付きモデルを増やしているようです。
これらの新興国では映画を見たり写真を撮ったり、通話やメールが1台でできるなら7インチ以上の大型端末でも構わないと考えられており、しかもそれが可能なエントリーモデルのAndroidタブレットが非常に安く提供されているというのが人気の要因だろうとIDCのアナリストは分析しています。
日本だと通話専用端末、データ専用端末という風に役割分担をしている人が多い気がしますが、これは回線維持費を安くしたいということも関係しているはず。インドやインドネシアではパケット通信も安いんでしょうかね?
ちなみに先日日本でも発売されたGalaxy Tab Sですが、日本では出ていないLTEモデルは通話にも対応しています。
(via TechCrunch)
(source IDC)