昨日発表されたコクヨのデジタルノートCamiApp Sのブロガーミーティングに参加してきました。
前にも書きましたが、CamiApp Sのイベント参加はこれが2回目。7月に行われたイベントは発表前で公表不可だったので、あらためて昨日のイベントの様子を書いてみたいと思います。
まずコクヨのキャンパスノートの歴史ですが、今年で39周年。日本国民の91%が使用したことがあるというまさに国民的ノートです。ちなみに、1秒間に3冊のペースで売れ続けているらしいですよ。
歴代キャンパスノート。私が使ってたのは1983年版と1991年版ですね。2000年版は就職してから使いました。
そんなキャンパスノートを進化させるため生まれたのが2011年に公開されたアプリ、CamiApp。「Campus + internet + Application」から取られたネーミングです。
CamiAppの対応製品は要望により増えていきましたが……
「写真撮るの忘れちゃった」「検索できればいいのに」「ここだと撮影ができない」などなど新たな要望も出てきました。
そこで、紙に書くだけで、そのままデータ化できるソリューションを開発。
それがCamiApp Sです。
という感じで前置きが長くなりましたが、デジタイザの上に置いたノートにセンサ内蔵の専用ペンで書くことでデータ化され、最後に専用ノートのセーブ欄にチェックを入れるとデータがスマートフォンに送信されるという仕組みです。
ノート自体はなんでもよく(もっと言えばなくてもいい)、セーブ欄のある位置にチェックをいれればちゃんとデータの送信は行えます。
ノート(メモパッド)は横計、方眼、打ち合わせ記録の3種類。
打ち合わせ記録は日付欄や時間欄、参加者欄があり、そこに記入することでGoogleカレンダーにデータを登録することが可能です(なお、どのノートを使っているかは最初に設定を行います。もちろん途中で変更も可能)。
そして小さい財布などでお馴染みのabrasusとコラボし、主に社内での使用を想定した持ち運び用のカバン、「たためる打ち合わせバッグ」とメモパッドようの専用ホルダー「ブックマークホルダー」も本体と同時に発売されます。
メモパッドホルダーは専用ペンを入れるスペースがあったり、メモパッドを切り取らずに使う場合に最新ページをすぐに開けるようにできたりとかなり便利そうです。本革製なのでお高いけど。
たためる打ち合わせバッグはCamiApp Sの他、A4のクリアフォルダーやペットボトルなども入れることが可能。外に持ち出すのではなく、社内で会議室に移動する歳に必要なものをまとめてもっていける、そんなシーンを想定しているとのこと。
ここから、みたいもん!のいしたにさん、lifehacking.jpの堀さん、コクヨS&Tの矢野さんによる座談会。
まず、それぞれすでに使われているCamiApp Sの様子です。これはいしたにさんのもの。
いしたにさんは、事務所のTVがあるリビングのようなスペースに置いてあり、考えを纏めたりするのに使われているとのこと。
こちらは堀さん。堀さんの場合は今やらなければならないDoingリストを書き出すのに使っているとのこと。これまでリーガルパッドを使っていましたが、1日が終わってそのメモを捨ててしまうと翌日に「昨日なにをやったっけ?」という状態になることがあったそうです。CamiApp Sではデータ化されクアウドサービスに自動アップロードも可能なのでそれがないのがいいと言っていました。
印象的だったのが「これまで紙は行き止まりだった」という表現。紙に書いてもその先の展開がなかったが、CamiApp Sなら書くだけでデータ化されるのでそこに書いた内容が次に進めるのがいいということでした。
これは矢野さんのもの。ペンホルダーがないので、他社製のホルダーを使っていたが、出っ張ってしまうので使いづらかったということです。この点、専用のブックマークホルダーは出っ張ることがなく良さそうですね。
見ての通り、お三方共使っていたのはメモパッドタイプのほう。私もこれを使っていましたが、机の上に置きっぱなしで使うにはこちらのほうが便利です。
CamiApp Sはノートタイプ、メモパッドタイプにそれぞれiOS用、Android用があり、Android用のみNFCによる簡単ペアリングに対応しています
発売は9月5日。Amazonで予約受付中です。