先日紹介したガラスを水晶化して強度アップを図れる「クリスタルガード・グラスアーマー」。前回試した際はダイヤモンドヤスリを使用したため、さすがにそれは防げませんというツッコミを公式のTwitterアカウントに頂きました。
さすがにダイヤモンドには勝てませんね笑 RT @dreamseed: [ブログ更新] 塗るだけでガラス面の強度をアップするという「クリスタルガード・グラスアーマー」を試してみた http://t.co/JqpbDy5kzE IMG : pic.twitter.com/zQPJhNEnpz
— CrystalGuardクリスタルガード (@CrystalGuard) 2014, 12月 20
それならばということで、公式のテストでも使われているというガラス製のプレパラートを割ったものを使って再度テストをしてみることに。
このために買いましたよ、プレパラート。50枚セット。
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50枚のうちの1枚を割って、それでガラス面を擦ってみます。
グラスアーマーを未塗布の状態では容易に傷が付きます。
続いて前回同様に効果がわかるよう、一部をセロテープでマスキングしてグラスアーマーを塗布。
前回のレビューでは効果は微妙と書きましたが、訂正します。確実に効果があります。
見事にマスキングした部分にだけ傷が入りました。塗布した部分は滑る感じなのですが、マスキングした部分はザリザリとした感触で傷が入っていきます。
何がどうなってるのかさっぱりわかりませんが、凄いですね。
だがしかし。試しに割れたプレパラートでXperia Z1 fに貼った強化ガラスを擦ってみましたが、傷は付きませんでした……。
例えば、最近のスマートフォンのガラス面は強化ガラスが採用されており、カッターや鍵束などで擦ったところで傷は付きません。ただ、何かしらの要因により傷が付くことはあります。ホコリに含まれる石英(水晶)かもしれないし、他の何かかもしれないですが、強化ガラスが傷つくような場合にクリスタルガード・グラスアーマーで防げるのかがわかりません。
そもそも水晶のモース硬度は7。最近の強化ガラスはモース硬度9を謳っているものがほとんどなので、より弱いもので保護されるのもなぁっという感じです。
ただ、クリスタルガード・グラスアーマーの姉妹品であるカー用品の「クリスタルガード・ワン」は硬度9Hの保護能力を謳っています(こちらは皮膜を作るタイプですけど)。これと同等性能がクリスタルガード・グラスアーマーに期待できるなら、ガラスシートの代わりにスマートフォンで利用する価値は高そうです。
追記:上記は間違いです。スマートフォンでよく使われるゴリラガラスなどの強化ガラスはモース硬度6あたりだそうです。なので、グラスアーマーで表面が水晶化(モース硬度7)するのであれば、効果はあります。
追記:モース硬度、鉛筆硬度などについて書きました。
モース硬度と鉛筆硬度そしてビッカース硬さ 塗るだけでディスプレイを保護できるというグラスアーマーの効果を再検証
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