ワイヤレス充電規格のPMA(Power Matters Alliance)とA4WP(Aliance for Wireless Power)が合併するそうです。
ワイヤレス充電を規格化している団体には、日本や欧州でメジャーなqiを作っているWPC、米国ではメジャーらしいPMA、そして第三勢力のA4WPがありました。A4WPはもともとWPCともPMAとも互換を持たせるという話もありましたが、PMAを選択したのですね。
Samsung、Qualcommらが参加するA4WPが新たな無線充電規格のガイドラインを発表 – Dream Seed
日本ではワイヤレス充電といえばqiぐらいしか思いつきませんが、米国では事情が違うらしく、例えば米スターバックスで提供されているワイヤレス充電サービスはPMAのもの。
米スターバックス、全米店舗でワイヤレス充電サービスを開始へ 充電規格はqiとは互換のないPMA – Dream Seed
そして米GMがキャデラックの車載システムとして採用したのもPMA規格です。
米GMがキャデラック ATSにqiとは互換のないPMA規格のワイヤレス充電を採用 – Dream Seed
A4WPはまだ製品をリリースしていなかったということもあり、PMAとA4WPの合併による市場シェアへの影響はあまりないでしょう。スマートフォンだけをみると世界的にqiのWPCが優勢で、PMA規格を採用したのは米国で販売されているLG G3の一部だけかな?BlackBerry ClassicにPMA対応のものがあるという話ですが未確認。
米AT&T版のLG G3はワイヤレス充電にqiではなくPMAを採用 – Dream Seed
次にシェアが大きく動くのは、Appleがワイヤレス充電を採用するときですかね。Appleのことだから独自規格を出してきそうな気もするけども。
(via Android Police)
(source rezence, PMA)