現在Panasonicさんからモニターでお借りしている全自動DIGAの「お試しブロガーイベント」に参加してきました。
DIGAの広報、商品企画、開発担当の方々を交えて開発秘話だったり、ちょっと便利な使い方、他社との比較などを聞いてきました。
レコーダの需要推移
まず現在のレコーダの需要推移。この数字はPanasonicだけののものではなく、他社を含めた国内全体の数字だそうです。ちょっと下のほうが切れしまいましたが、アナログ停波が2011年です。
2011年にはデジタルへの買い替え特需があったものの、その後は低迷しているのがわかります。なのでいかに新機種に買い替えてもらうか?ということに頭を悩ませているとのこと。
また、レコーダの世帯普及率は65%にとどまっているそうです。
買い替えを狙うなら、もう少し安くしてもらえるとうれしいのだけどなぁ。頻繁に買い替えるには高いよね。と思いつつ、最近のスマートフォンのほうが高かったりするのだけど……。
「全自動」に秘められた背景
そして「全自動DIGA」の誕生秘話。もともと、チャンネル録画が可能な「全録DIGA」は2013年に発売されていたものの、あれこもれもできる、全部撮れる、というプロモーションを行っていたため、「面倒」という印象を与えてしまったという反省点があったそう。
このため、新機種では「全自動、なにもしなくていいんです」ということを全面に打ち出したとのこと。ちなみにこの「全自動」という言葉は「全自動洗濯機」から発想したのだとか。
確かに全自動洗濯機を面倒だと感じる人は、まずいないでしょうしね。
地域限定のプロモーション
プロモーションについても、今回のDIGAはかなり力をいれているというか、これまでとは違う取り組みをされているとのこと。
販売は全国一斉ですが、地域毎に順次プロモーションを行っているそうで、まず最初は九州でのプロモーションがお紺割れ、その後、今月から広島、仙台で開始されたそう。
今後、名古屋、大阪、東京でのプロモーションも行われますが、この地域に絞ったプロモーションのためなのか、全国放送でのTVCMはほとんど行っていないそうです。これは珍しいパターンですね。
TVCMの方言バージョン
そのTVCMですが、これも地域別に作られていたりします。といっても、最後の決め台詞が方言になっているだけではありますが。
たとえば、標準語バージョンでは「なにもしなくていいんです」が、九州バージョンでは「なんもせんでよかっ」、広島バージョンでは「なんもせんでええよ」、宮城は「なんもしなくていいっちゃ」など。
これは九州バージョン。
ところでこのCM、台本はあったもののほぼアドリブで撮影されたそうですよ。
そんなTVCMはNG集も含めてYoutubeにアップされています。
便利な機能
そしてDIGAの便利な使い方の紹介。
まず電源を立ち上げると最初に表示される新着番組の画面。これがかなりすごかったです。
左上の欄にはよく見る番組、たとえば過去に見たドラマの新しい回が録画されたりするとここに表示されます。
そしてもっとすごいのが左下の欄。インターネットと連動して、全国のDIGAで録画された数が多い番組が表示されたり、Twitterなどと連携してネットで盛り上がった番組が表示されたりします。さらにこの盛り上がりランキングでは、ピンポイントに盛り上がったシーンのみを再生することが可能です。
これを可能にしているのが、各番組に登録されているシーン情報。この情報、なんとオペレータが番組を見ながら手作業で入れているそうですよ。もちろんそのあとに自動集計など最適化が行われるのでしょうけど、なんかすごいなぁ。
またこのシーン情報を利用して、話題になっているニュースを番組のなかからピンポイントで見ることも可能です。動画版のYahooトピックス的な使い方という説明もありました。
そのほか、テレビで紹介された飲食店の情報のみをピックアップするなどかなり細かい指定もできるようです。
DIGAがデータベースになり、そこから必要なデータをピックアップするような使い方ですね。「従来のとりあえず順番に見る」という使い方とは全く別次元のものになっています。
もうちょっと使い込んでみたい
そんなわけで、お試し期間があと1か月ほどあるので、その間にもう少し弄り倒してみようかと思います。
しかし、便利機能を聞いてしまったので、11チャンネル録画が可能な最上位のDMR-BRX6000が欲しくなってきた……。