USB-Cの規格に準拠していないものを使うと端末や電源アダプタが破損する可能性がある、ということで米AmazonでUSB-Cなケーブルやアダプタのレビューを行ってくれているGoogleの中の人であるBenson Leung氏。そんな警告が現実のものとなりました。残念なことに壊れてしまったのはBensonさんがレビュー用に使っていたChromebook Pixcel。
米Amazonで販売されていたSurjtechの3M USB A-to-C cable。このケーブルはBensonさんのレビューが原因かどうかはわかりませんが、現在購入できなくなっています。
製品をテストする際にはTwinkyというPower Delivery Snifferを噛ませて電圧測定を行っていたとのこと。
こんな感じで使います。黒いケーブルはmicroUSBで他のPCに接続しコマンド入力や電圧表示を行います。
で、つないだ直後は問題なかったものの、Twinkyで電圧測定のコマンドを入力した途端、Twinnkyが沈黙。そしてPixelのUSBポートも物理的に破損してしまったとのこと。
そこでSurjtechのケーブルを向いてみたところ、本来9本なければいけないUSB-Cのケーブルが4本しか結線されておらず、しかもUSB-A、USB-CそれぞれのポートのvBusとGNDがクロスで結線されているという配線ミスまであったそうです。
う~ん、怖いなぁ。さすがにこのレベルの粗悪品は日本のAmazonでは販売されていないと思いたいですが、USB-C自体が新しい規格なだけにどんなものが出てくるかわからないですね。
なお、Bensonさん、Pxcelが壊れてしまったのでしばらくレビューはできないかもということですが、新しいPixelを購入するためにクラウドファンディングで資金調達をしようという動きもあるみたいです。
非常に有用なレビューを行ってくれているだけに早く復帰してほしいところです。本当にクラウドファンディングで資金調達が始まったらちょっとだけも出資しようと思います。
(source Google+)