この週末から、長男さん、次男さんと続けてノロにかかってしまい、布団の上やらソファーの上やら廊下やらで盛大にリバース祭りになっています。
廊下はともかく、布団やソファーは簡単には洗えないのでファブリーズでもしようかと思ていたら、ノロウィルスにはアルコール系の除菌、殺菌剤は効果がないのだとか(ファブリーズはアルコール系ではないようですが)。どうしたものかと調べていたら、次亜塩素酸水、次亜塩素酸ナトリウムというのがノロには効果があるようです。
次亜塩素酸水と次亜塩素酸ナトリウム
家庭用の漂白剤には次亜塩素酸ナトリウムが使われているものが多いですが、これは次亜塩素酸水とは別物とのこと。漂白剤には「必ずゴム手袋をして」とか「皮膚についたらすぐに洗い流して」などの注記があるように取り扱いには注意が必要です。これに対して次亜塩素酸水は無害なのだとか。
どちらでも効果はあるそうなので、今回はキッチン用の漂白剤を使って消毒液を作ってみました。
なお、厚生労働省の「ノロウィルスに関するQ&A」では次亜塩素酸ナトリウムによる消毒がノロウィルスを完全に失活化する方法として紹介されています。
作り方
次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする漂白剤を50倍に希釈するだけです。500mlのペットボトルにペットボトルのフタ2杯分の漂白剤を入れて、水を入れればそれが50倍のようです。濃度は1,000ppm。これは吐しゃ物に対して直接吹き付けても効果がある濃度だとか。トイレのドアノブの除菌など予防的に使うのであれば、2Lのペットボトルにキャップ2杯分の200ppm程度で良いそうです。
なお、同じ漂白剤でもキッチンハイターは塩素系ですが、衣類用のワイドハイターは酵素系とのことでノロ対策には使えません。
これで作ったものは徐々に効果が薄くなる(塩素が揮発する?)そうなので作り置きには向かないみたいです。
市販品もある
自分で作るのが面倒だという場合には、薬局やネットで次亜塩素酸水そのものを入手することも可能です。
また、ノロキラーSという次亜塩素酸ナトリウムを使った製品もありますが、これは次亜塩素酸ナトリウムに添加物(塩酸)を加えることで次亜塩素酸水を生成しているようです。
濃度は200ppmということなので、予防的に使うには手軽でいいかもしれません。