壁際ギリギリに置いても壁面に投影できるという、Sonyが発売したポータブル超短焦点プロジェクタ「LSPX-P1」の体験会が恵比寿で行われていたので行ってきました。
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ポータブル超短焦点プロジェクタはまだ量販店にも置いてなく、都内だと銀座のソニーショールームで展示が行われていますが、なかなか行く機会がないので、今回タイミングがあってよかったです。
このプロジェクタ、壁にぴったりつけても22インチ相当、壁から28㎝離すだけで80インチ相当の投影ができるという、これまでのプロジェクタの常識を覆すような超短焦点なのが特徴です。トップの画像のよう机上に投影することも可能です。
ただ、スペックを見ると明るさが100lmしかなく、明るさはどんなもんなだろうというのが気になっていました。ちなみに3万円~5万円程度のビジネスユースのプロジェクタでは3,000lm前後が一般的です。
結論から言うと、壁から離して設置すると(大画面で使おうとすると)かなり厳しいように感じます。もっとも、部屋を真っ暗にできるなどの条件が整えば問題はないと思いますが、普通の明るさのところでは大画面で映画を観るなどの用途には向いてないです。
ただ、壁面に近づけて設置(投影サイズは小さくなる)すれば、暗さはまったく気になりません。
個人的には、机上で投影する使い方が明るさ的にも目新しさとしても印象的でした。
この投影方法は何か新しい使い道が生まれそうな気がします。私には思いつかないけど。
正直な感想としては、これまでのプロジェクタにはない圧倒的な自由度が魅力だし、使ってみたい気持ちはあるものの、個人で手を出すにはまだ早いかなぁと感じます。せめてもう少し明るければなぁ。
ポータブルを意識してバッテリ動作可能にするために明るさを落とした部分もあると思うので、次期製品ではポータブルでなくてもいいのでもっと明るいものを期待します。でもこれ、机上で使うにはほんとに面白そうなんだよなぁ。お金があれば買いたいところなのだけども……。
現在はソニーストアで先行販売中。価格は92,500円です。