ワインの味を言い表すのに「フルーティー」とか「芳醇な」とか、わかるようでよくわからない言葉が使われるのを聞くことが多く、きっと微妙な味の違いを表現するのにそれらの言葉が必要なのだろうなと漠然思っていました。しかしそれはワインに限った話ではなく、コーヒー豆の世界にもあるようです。このほど、米国スペシャリティーコーヒー協会(SCAA)がコーヒーの味を表す表現をまとめたチャートを20年ぶりに更新し公開しました。
このカラーチャート(カラーホイール)、中心から外側に向かうように使います。たとえばコーヒーにフルーティーな感じを受けたとしたら、それはベリー系なのかドライフルーツなのか、あるいは柑橘系なのかといった感じに分かれていき、最終的にたどり着いた内容を自分の言葉で表現するのだそうです。「レモンのようなさわやかな酸味」とかいうやつですね。
カラーホイール中にところどころ隙間がありますが、これは隣り合った者同士の関係をあらわし、隙間が小さいほど似た感じなんだそうです。
「干し草みたいな風味」や「ゴムのような薬品臭」のコーヒーがあるのか気になるところですが、これからは喫茶店などでコーヒーを飲むときはこのチャートを思い出してちょっとだけ味わって飲むようにしたいと思います。
ところでワインのほうにはも似たような共通の表現方法があり、そこには「濡れた犬の香り」などもあるそうです。
ソムリエ 講座【008 ワインテイスティングの面白い表現用語】│ ワイン通販専門店 My Wine CLUB(マイワインクラブ)
奥が深い世界ですね。