日本時間6月13日22:50頃、小惑星探査機「はやぶさ」が7年の旅から帰還し、大気圏に再突入、その役割を終え燃え尽きた。
日本からは見ることが出来ませんでしたが、和歌山大の方々がオーストラリアからUstreamで中継を行っており、リアルタイムで視聴することができました。その様子は現在もUstreamで見ることができます。
月より遠い天体に着陸し帰還したのは世界初。しかも小惑星「イトカワ」で採取した砂が入っていることが期待されているカプセルも、大気圏突入前に分離、無事に発見・回収されたとのこと。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は6月14日、小惑星探査機「はやぶさ」が切り離したカプセルを、同日午後4時8分(日本時間)に回収したと発表した。「現段階で破損していない模様」という。カプセルには小惑星「イトカワ」の砂が入っている可能性があり、日本に運んで内容物を分析する。
もし中身が入っていれば、太陽系誕生当時のことが分かるかもしれないという期待があります。地球や月の地質は一度溶岩化しているため変質してしまっているのだとか。そのため、溶岩化していないと考えられる「イトカワ」の砂を採取できれば当時のことが分かるかもしれないということらしいです。
ところで、「はやぶさ」から射出され、いまも宇宙を漂っている「ミネルバ」のことも、たまに思い出してあげて下さい・・・。