「一連のタペストリーは、それぞれ人間の五感を象徴したものだと考えられています。この菓子を受け取っている婦人は味覚。オルガンを弾いているのは聴覚。花冠を編んでいるのは嗅覚。手鏡を持っているのは視覚。ユニコーンの角に触れているのは触覚……」順々に説明したカーディアスは、六枚目に視線を移したところで微かに目を細くした。「そして最後、『天幕』と名づけられた一枚。これがなにを象徴しているのかは、いまだに結論が出ていません。それまで身に付けていた首飾りを外し、侍女が捧げ持つ箱に収める婦人。背後には『私のたったひとつの望み』と書かれた天幕があり、ユニコーンと獅子がその入口へと誘っている。この天幕が象徴するものはなにか。『箱』はなにを表しているのか」
機動戦士ガンダムUC ユニコーンの日より
ガンダムUCに出てくる6枚のタペストリー。アニメーションの第1話では省略されてしまっていましたが、ガンダムUCをという物語の中で重要な伏線、というかUCの世界を象徴するようなアイテムです。おそらく、アニメの続きでも回想的に登場するのではないかと思います。
で、このタペストリーですが、UC内の想像物だと思っていたら、ちゃんと実在しているのですね。現在はフランスの中世美術館で展示されているそうです。よく設定を考えてるなぁとか感心していたのですが、実在の話をUCに組み込んでいたのですね。ちなみに、Wikipediaによれば、実際に6枚目の解釈については結論が出ていないとのこと。これは一度実物を見に行きたいなぁ。
そんなUCですが、第2話は来月発売。すでに1話の内容を忘れてしまっているので見直しとかないといけないなぁ。