モレスキン 「伝説のノート」活用術が発売されてから人気が再燃した感のあるモレスキン。その外見は良くいえばシックで質実剛健なイメージ、悪く言えば地味です。シールを貼ったり、スワロフスキーでデコったりする人もいますが、やはり他の人とは違う自分だけのモレスキンという差別観を出したいということもあるのでしょう。私にもそんな気持ちはあったりするので、モレスキンにシルク印刷を行ってみました。
印刷した文字は「KEEP CALM AND CARRY ON」。直訳すると「落ち着いてがんばろう」というような感じですが、イギリスでは「くじけずに頑張ろう」という励ましの意味で使われるようです。第2次大戦の英国のスローガンとして作成されたもので、本来は上部に国王ジョージ6世の王冠が配されているのですが、この言葉は好きでもジョージ6世に思い入れはないので、ジオン公国章を入れてみました。なお、ジオンのマークは幾つか種類があるのですが、今回はU.C.HARD GRAPHを参考に作成しました。
シルクスクリーンを作成してくれる業者もあるようですが、今回はこちらのブログを参考に、Tシャツにシルク印刷を作成するキットであるTシャツくんの資材を使用しました。Tシャツくんそのものを使っても良かったのですが、そこまでする必要はないかなということで、TシャツくんJr.のスクリーン(120メッシュのもの)を購入しました。
版下の作成方法などは先に紹介したブログの通りですが、簡単に纏めると、
- OHPシートにデザインを印刷
- スクリーンを木枠(100均で購入)にホチキスで固定
- スプレーのりでOHPシートをスクリーンに固定
- 蛍光灯(デスクライトを使用しました)で5分程感光
- OHPシートを剥がし、水を付けた刷毛でスクリーンを軽くこする
という感じです。リンク先では感光を専用の箱を作ったり、真っ暗の中で作業を・・・というようなことが書いてありますが、そこまで厳密でなくとも大丈夫でした(日中、カーテンを閉めた割と明るい部屋で作業
しましたが、ちゃんと出来ました)。ただ、出来るなら厳密にやった方がいいとは思います。
モレスキンの表紙は撥水可能がしてあるので、水性インクでははじいてしまうかもしれないと思い、Tシャツくん純正の油性インクを使用しました。この後の作業としてはスクリーンを印刷したいもの(今回はモレスキン)に重ね、インクを乗せ、スキージで伸ばすだけです。が、これが案外と難しい。慣れだとは思いますが、何回もスキージを往復させるより、多めのインクで1回、多くても2回こする程度が綺麗にできるようです(本番前に何度か練習しました)。また、位置決めがものすごく難しいです。とくに今回はスクリーンよりも小さいので、冶具(枠を作ってモレスキンをはめ込むような感じ)を作った方が良かったかも。印刷位置が若干右上に寄ってしまいました。
それでもまぁ、初めてにしては良く出来たのではないかと思います。これだけ出来るなら、各種ガジェットへの印刷、レザークラフト作品への印刷なんてこともやってみたいなぁ。あとはオーソドックスにTシャツへの印刷ですね。子供さん用にトミカとアンパンマン。やりたいことは増えていきますが、自分がどこに向かっているのか最近分からなくなりつつあります・・・。