成功はゴミ箱の中にやっと読み終わりました。正味7時間くらいかな?
マクドナルドの創業者、レイ・クロックの自伝です。ペーパーカップのセールス、ピアノ演奏、マルチミキサーのセールスと職を変えながら、52歳でマクドナルド兄弟のハンバーガーを知り、フランチャイズビジネスを始めます。日本人ならそろそろ隠居して老後の心配を始める年齢で新たなことを始める姿勢にはただただ感服するばかりです。マルチミキサーを売っているときに、マクドナルド兄弟の店の評判を聞き(そこで使っているミキサーと同じものが欲しいという注文が殺到した)、「これはいける」と感じ取るビジネスセンスは尋常ではありません。私ならフランチャイズなんて考えず、「こういう事例を広めてマルチミキサーをもっと売ろう」と考えてしまったと思います。
こういった彼のビジネスに対する姿勢、考え方には学ぶべきものが多くあります。ただ、仕事の為なら家族を犠牲にしても止むを得ないとする部分があり、そこだけは受け入れることができませんでした。
ちょっと厚い本ですが、文体も軽い感じでとても読みやすいと思いました。ただ、タイトルと中身の関連性は疑問です・・・。