- 無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法
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- 発売元: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 価格: ¥ 1,575
- 発売日: 2007/04/05
- おすすめ度
無理なく続けられる 年収10倍アップ勉強法を読み終わりました。約2時間。
勉強でいちばん大事なのは、勉強の内容そのものではなく、勉強をうまく続かせる仕組みづくりであり、意識づくりなのです。もし、私に人よりも上手なことがあるとしたら、そういう仕組みづくりにすぎません。
この本では、その仕組みづくり、意識づくりのノウハウをお伝えします。お読みになれば、勉強法次第で、勉強を続け、その成果を上げていくのは、さほどむずかしいことではないのがおわかりいただけるでしょう。
「はじめに」からの引用です。筆者は公認会計士二次試験に史上最年少の19歳で合格し、中小企業診断士試験、オンライン情報処理技術者試験にも1回で合格。TOEICは新卒時は420点だったのが3年間で900点へ。証券アナリストをしながら社会人大学院でファイナンスMBAを取得という、まるで別世界の人ですが、公認会計士以外はすべて社会人としてフルタイム働きながら(しかも子供を育てながら)取得したというのが驚きです。
本書ではそんな筆者が行っていた勉強法や勉強の為の意識づくりについて解説されています。「お金をかけずに成果だけあげたい」人は読むだけ無駄かもしれません。筆者は勉強が続く仕組みとして、ある程度の自己投資が必要と書いています。要するに、はじめに身銭を切ることで自分を追い込む(幾らの教材だから最後までやろう、前金で払っているのだから最後まで通おう)ことも必要ということです(ちなみに、20代なら月収の5%~10%は自己投資した方がよいとのことです)。それ以外にもノートパソコンやMP3プレーヤなどを揃えてどこでも勉強できる体制を整えておくということも重要なようです。
また、「なぜ勉強するのか」「何を勉強するのか」ということにも触れています。明確な目的意識がないと続きにくいというのは私も体験として知っているので納得です。速読やオーディオブックを使った勉強法、DSでの脳トレなどちょっと変わった勉強法も紹介されていて、読んでいて飽きません。この本で紹介されている方法をすべて試すのは正直難しいと思いますが、どれか1つだけでも自分に合った方法を見つけられれば、勉強が楽しくなるかもしれません。