今日、土地を買いました。1エーカー(約1200坪)程。もちろんゲームの話ではなく、現実世界の話です。もっとも地球上の土地ではなくて月ですが。
そんなわけで、一時期流行っていた(?)月の土地を購入してみました。1エーカーで2700円です。安いなぁ。もちろん、なんの権利も発生しないってのは承知の上ですよ?(念のため)。
月を売っているのはルナエンパシーというアメリカの会社。日本に代理店もあるんですね。最近では火星とか金星も売ってるみたい。で、この会社が月の土地を販売している根拠は、
月の土地を販売しているのは、アメリカ人のデニス・ホープ氏。(現アメリカルナエンバシー社CEO)
同氏は、「月は誰のものか?」という疑問を持ち、法律を徹底的に調べました。
すると、世界に宇宙に関する法律は1967年に発効した、いわゆる宇宙条約 しかないことがわかりました。
この宇宙条約では、国家が所有することを禁止しているが、個人が所有してはならないということは言及されていなかったのです。この盲点を突いて合法的に月を販売しようと考えた同氏は、1980年にサン
フランシスコの行政機関に出頭し所有権の申し立てを行ったところ、正式にこの
申し立ては受理されました。これを受けて同氏は、念のため月の権利宣言書を作成、国連、アメリカ合衆国
政府、旧ソビエト連邦にこれを提出。この宣言書に対しての異議申し立て等が
無かった為、LunarEmbassy.LLC(ルナ・エンバシー社:ネバダ州)を設立、
『月の土地』を販売し、権利書を発行するという「地球圏外の不動産業」を開始しました。
ということのようです。ちなみに1984年に発行された「月その他の天体における国家活動を律する協定」いわゆる「月協定」では個人の所有も禁止されていたりしますが、この協定に批准しているのは オーストラリア、オーストリア、ベルギー、チリ、カザフスタン、メキシコ、モロッコ、オランダ、パキスタン、ペルー、フィリピン、ウルグアイ だけのようです。アメリカやロシアが批准していないのは面白いですね。そのうち宇宙開発に乗り出す気だから?
そんなわけで、例え権利が現実に発生したとしても生きてる内にはその土地には行けないだろうと知りつつも、なんとなくオーナー気分に浸りたい人や、いち早くEDENの住人気分を味わいたい人はいかがでしょうか?