- 俺たちのガンダム・ビジネス
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- 発売元: 日本経済新聞出版社
- 価格: ¥ 1,470
- 発売日: 2007/10
- おすすめ度
俺たちのガンダム・ビジネスを読み終わりました。約1時間。
ガンプラの生みの親、松本氏と仲吉氏が当時のことを振り返り、ガンプラはいかにして生まれ、社会現象にまでなった空前の大ブームがどのように起きたのかがまとめられている内容です。
バンダイがガンダムの版権を所得する際の駆け引きや、当時、設定資料などもない状態でガンダムを立体化する苦労話なども多く、とても面白いです。キャラクター物に初めて1/144などのスケールモデルの概念を持ち込んだのもガンダム。なぜスケールモデルにこだわったのか、なぜガンダムだったのか。そういったことまで熱く語られています。
ガンダム世代、ガンプラ世代としては初期のガンプラの写真も多く掲載されていてとても懐かしく感じました。そして表紙裏にはガンダムとシャアザクの設計図付き。それだけでもガンダム好きなら購入する価値はあるかもしれません。
純粋に読み物として考えると、著者は2人とも専業のライターではないので若干物足りなさもありますが、「開発者とはこうあるべき」、「メーカーはこういう姿勢でなければいけない」という熱いメッセージが込められているような気がしました。