- 三色ボールペン情報活用術 (角川oneテーマ21 (B-43))
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- 発売元: 角川書店
- 価格: ¥ 800
- 発売日: 2003/06
- おすすめ度
三色ボールペン情報活用術を読み終わりました。約1時間30分。
本を読む際にペンで重要個所に線を引いたりする人は多いと思いますが、その際に3色ペンを使って情報を整理するというのが本書の内容です。
使用する3色は赤、青、緑でそれぞれ、
赤:客観的に最重要箇所
青:客観的にまぁまぁ重要な箇所
緑:主観的に面白いと思った箇所
という使い分けを提唱しています。
筆者は特に緑を重要視しているようです。緑は主観的に面白いと思った部分、気になった部分なので興味を引く本、資料には少なからず緑の箇所が登場することになります。逆に緑の箇所がないようなら、その本や資料は関心(興味)がない(自分には役に立たない)ものということになります。主観的な内容なだけに個人差はもちろん出てきますが、男性と女性で比較すると女性の方が緑を使うことが多いというような分析もされています。これは女性の方が感性が豊かだからということのようです。逆に男性は論理的、客観的な見方をして赤や青が増えるのだとか。
他にも感性の鍛え方や手帳への応用方法、アイデアの出し方など多岐に渡った内容となっています。一貫しているのは3色ボールペンを使用するということ。
多少古い本であり、また文章が堅いため若干の読みにくさを感じますが、内容的にはとてもシンプルで理解しやすいものだと思います。私自身、この本を読むときに3色ボールペンを使用してみましたが、確かに色を使い分ける方がより深く読む(集中する)ような気がします。おそらく「ここは何色だろうか」と考えながら読むことがそうさせているのではないでしょうか。
単なる読書術ではなく、情報(資料)の整理術として手軽に始められる方法なので今後はこの方法を活用してみたいと思います。