- 通勤時間「超」活用術―1年で500時間得する (知的生きかた文庫 ひ 17-1)
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- 発売元: 三笠書房
- スタジオ: 三笠書房
- 価格: ¥ 560
- 発売日: 2008/02
- おすすめ度
通勤時間「超」活用術―1年で500時間得する を読み終わりました。約1時間。
電車での通勤時間を片道1時間とすると往復で1日2時間、1週間で10時間、1年だと約500時間にもなる。この数字だけ見ると、通勤時間は非常に「無駄な時間」と思ってしまいますが、本書では、通勤時間は(特に家庭を持っている人にとって)自分の為に使える貴重な時間であると説いています。
この貴重な時間を本書では、手帳を開き、その日1日の仕事をシミュレートしたり、本を読んだりといった勉強に充てることで、「自分を高める時間」にしようというのが趣旨です。
また、快適な通勤時間を得るために、早起きして空いてる電車に座って通勤することを推奨しています。結果として、始業までの時間を自分の為の時間として使える効果があるなど、「夜型から朝型へのシフト」も本書のテーマの1つとなっています。
前半では「快適な通勤時間を確保するために遠くに引っ越しを繰り返した」と書いていますが、途中から「職住近接で朝の時間はさらに有効に使えるようになった」と、タイトルにある通勤時間のことを忘れてしまったかのような展開になっていたりするのが気になりますが、概ね納得のいく内容です。ただし、これといった目新しい要素はなく、この意味では内容が薄いとも感じます。
1時間程度でさらっと読めるので、それこそ通勤時間に読むには適した内容だとは思います。
ちなみに、本書では電車で座って通勤することを推奨していますが、私の場合は逆効果で、朝、電車で座ってしまうと、ほぼ間違いなく寝てしまいます。その為、席が空いていても立って本を読んでいることが多いです。