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日本でもSIMフリーフィーチャーフォンのMP02をリリースしているPunkt.が、初代MP01をリリースする前にAndoroid搭載のQWERTY端末を計画していたとのことです。CrackBerryのKevin Michaluk氏が、その端末「MC01 Legend」を紹介しています。
MC01 Legendのプロトタイプが作られたのは、2015年のこと。当時、すでにBlackBerryは市場から淘汰寸前であり、市場はAndroidが支配していました(BlackBerryがハードウェアからの撤退を発表したのは2016年です)。
そんな時期に計画されていたMC01は、横向き4:3のディスプレイを備えたAndroid端末。このディスプレイもMC01がリリースされなかった理由のようです。
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折りたたみなどのフォームファクタが増えた現在では事情は異なるかもしれませんが、当時はほぼすべてのスマートフォンが縦長ディスプレイを採用しており、MC01の横向きディスプレイではアプリが上手くスケーリングできなかったとのこと。
また、Punkt.自身、Googleに個人情報を渡すことに抵抗があったようです。これに関しは多くの議論があったとしていますが、最終的にGMSを搭載したAndroidは採用できないとの決定に至ったとのこと。ちなみに、MP02にはApostrophyというオリジナルのOSが採用されています。
ところで、CrackBerryに掲載されているMC01の写真、一部はPunkt.から提供されたもののようですが、画面に日本語が表示されているものもありました。ひょっとしたら、この端末が日本でリリースされていた可能性もあったのかもしれません。
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なお、Punkt.は、20203年末までにApostrophyを搭載したフルタッチ端末のリリースを計画しているとのこと。そして、Apostrophyが満足いくものになったのなら、MC01を真にリリースしたいとも考えているようです。
Source: CrackBerry via liliputing