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Qualcommは6月30日(現地時間)、次期スマートウォッチ向けチップセットであるSnapdraogn Wear 4100+プラットフォームを発表しました。
12nmプロセスのCortex-A53x4に、GPUはAdreno A504。メモリはLPDDR3(750MHz)となり、前世代のSnapdragon Wear 3100と比べ85%以上の高速化を実現したとしています。
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また、Smarter Always-On(AON)Co-Processorを搭載し、アンビエントモードで扱える色数が16色から6万4000色に拡大。継続的な心拍測定や睡眠計測、歩数カウント、傾き検知の応答性アップなどが図られているとのこと。なお、Waer 4100+とWear 4100があり、Waer 4100にはAON Co-Processorが非搭載のようです。
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Wear OS向けとして気になるのは消費電力ですが、12nmになりそもそも低消費電力になったのに加え、Bluetooth 5.0の採用、デュアルDSP、動的クロックと電圧スケーリングのサポートなどにより、主要なユースケースで25%以上の電力削減を実現したとしています。
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もともとバッテリー持ちが悪いだけに、25%の省電力化でどの程度持つのかは微妙なところですがせめて丸2日以上の動作は期待したいところです。
そんなWerar 4100+チップセットはすでに出荷が開始されており、搭載製品はMobvoiとimooからリリース予定となっています。
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根本的には、Wear OSそのものもアップデートを待たなければいけないのかもしれませんが、多少なりとも使いやすくなっていてほしいものです。
source: Qualcomm